尾道駅からおのみちバスに乗り、浄土寺下で下車し、
国宝や文化財が目白押しの古刹、浄土寺へ向かいます。
またこの階段を昇っていかなければならないのか…
西國寺ほどではないことに安堵。
尾道に暮らす年老いた両親が、子どもが暮らす東京へと旅行する中で、
家族の絆、親と子、老いと死など、家族の崩壊などを描いた映画「東京物語」
核家族化、高齢化社会などの問題を先取りした内容に驚いたものです。
(テレビで見ましたが、原節子さんの美しさにも驚きました)
両親が暮らしていたのがこの浄土寺の近くという設定で、
境内でロケが行われ、尾道での重要なシーンに使用されています。
この作品は、ニューヨーク近代美術館に収蔵されています。
聖徳太子が開基とも伝えられる浄土寺は、
全国で2例しかない寺域全体が国宝指定された寺です。
足利尊氏も参拝したとされる秘仏の木造十一面観音菩薩立像など
文化財の宝庫で、宝物館では秘仏以外は公開しています。
彫刻も素晴らしい多宝塔。
ハトと戯れているのかしら?
あまりのハトの勢いに怖がっていたようにも。
名勝に指定された庭園や貴重な文化財が多数ある
宝物館はパスさせていただきました。
尾道水道を眺めながら階段を降り、
古寺めぐりの道を歩きます。
広島県尾道市
2013.10.13