まるみのあっちこっち巡り

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台東区立下町風俗資料館 女性たちの装いと暮らしー明治から昭和へー

2014-02-19 00:35:40 | ミュージアム
西洋から様々な欧風文化や舶来品がもたらされた明治時代。
新しい文化が人々に徐々に広まり、
暮らしにも影響を及ぼしていきました。

その一方で古き良き文化や伝統もまだまだ健在だった時代に
タイムスリップするような特別展です。

和服がまだ日常着だったころの女性の装いとは?

ちょっと昔の女性達もオシャレを楽しんでいたのがわかります。

例えば、当時から洗顔が大事と言われていたようです。
「耳たぶに口紅の残りをつけて、優しい女性の夢を匂わせましょう」
そんな努力もされていたのですね。

1935年鉛を含む化粧品の販売が禁止となっています。
それまで使用されていたというのもコワイ話です。

時代小説にもこの鉛を口に含んだ乳児が死亡するものがありました。
古代ローマでも鉛中毒者が続出したといわれますし、
ベートーヴェンが耳が聴こえなくなってしまった原因も
現在では鉛中毒が有力視されているようです。

美しく装うにも危険があったというわけです。
もちろん今も知らず知らず使っているものもあるかもしれません。





実際に触れて体感することができる四季折々の下町の生活、
それほど遠くない昔の下町の様子を伝える資料館です。





台東区立下町風俗資料館

東京都台東区上野公園2-1

2014.2.1
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