サイパン島の名所を半日で巡るコースに参加しました。
空の青さも眩しいくらいで、サングラスは必需品。

ガラパン地区に約1kmに渡って続く
サイパンを代表するビーチの
プンタン・サバネタ(バンザイ・クリフ)です。

北マリアナ政府は、この岬を正式に現地の言葉である
チャモロ語での呼称プンタンサバネタに変更しましたが、
バンザイ・クリフの名前のほうが有名でしょう。

この紺碧の海を血で真っ赤に染めたそうです。
死体の海と化した1944年の夏、「天皇陛下、万歳!」と、
両腕を上げながら多くの日本人が身を投じた地。

80mの断崖絶壁を飛び下りなければならないと
追い詰められた人々の慰霊碑には
花が手向けられていました。

1万人もの日本人がここで
自決したバンザイクリフ。

マッピ山の断崖であるスーサイドクリフからも
多くの日本人が身を投げたといわれています。
(Suicideは、英語で『自殺』の意味)

多くの観光客がここから
バンザイクリフを眺めます。

多数の慰霊碑が並んでいたり、
独特の雰囲気。

「死と義務」重いテーマのようですが、
ここまで来たのですから読んで帰らねば…

「死ぬことが義務」とはツライ。
生きて敵に辱めを受けるくらいなら自ら命を絶つ行為も
残酷な映像や悲惨な姿を目にすると理解はできますが、
「死ぬことが義務」と捉えるのは哀しくなります。

重苦しい気分のままバスに乗り込み、
次の場所へ移動しました。
2015.1.1