ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝氏が夢見た理想郷、
余市蒸溜所へ行ってきました。

工場見学の申し込みはしていなかったので、
パンフレット片手に自由散策となります。
入り口は狭いですが、それにしても広い敷地です。
レンタカーは町営有料駐車場に停めましたが、
敷地内に無料駐車場もあるようです。
(下調べが足りませんでした


無料のガイドツアーがありますが、満席でした。
30分ごとにツアーがあり、所要時間は約70分です。
旅行会社のツアーなら到着後、すぐにガイドが登場となります。
この日も何組ものツアーが訪れているようでした。

ウィスキーに特別興味はありませんでしたが、
朝ドラ「マッサン」の影響で、
旅の目的地となりました。

旧事務所です。
小さな木造平屋建ての事務所から琥珀色の夢は始まりました。
その道のりは簡単なものではなく、
ウイスキーづくりを支えようとりんごジュース製造を始め、
やがてりんごは事務所の屋根より高く積み上げられたそうです。
しかし、天然のりんごジュースは濁りが出て…。
「りんご汁を搾っている赤字会社」と街の人々は揶揄。

特に興味があるのは、こちらの旧竹鶴邸です。
マッサンとリタが暮らした家を復元しています。
遺されている調度品などから
お二人の暮らしぶりが偲ばれるようです。

旧竹鶴邸で公開されているのは、
玄関ホールと庭園のみです。
リタハウスは、現在見学ができません。
貯蔵庫、乾燥棟、蒸溜棟、混和棟などとともに
登録有形文化財になっています。
「ウィスキー博物館」では、ウィスキーの情報と
ニッカの歴史を知ることができます。
(別記事にしてあります)

ドラマにも登場していたような…。
蒸溜液をアルコール分63%程度に調整し、
樽に詰めて長時間熟成させます。
樽材の成分や熟成の間に気温・湿度などにより、
様々な個性を持つ、味わい深く香り高い琥珀色へ。

登録有形文化財にもなっている乾燥棟です。
適切な火力を保ちながら石炭をくべるには熟練の
職人の技が必要で、今では稀少な蒸溜法を
手間を惜しまず伝統の技を守っています。
余市モルトの重厚なコクと香ばしさを
引き出すのに欠かせない作業だそうです。

ニッカ会館・レストラン樽
満席で利用できませんでした。

皆に大好評だったこちらのキャラメルは、
余市蒸溜所の限定販売でした。
北海道には何種類ものキャラメルが販売されていますが、
これはピカイチのオトナ向けキャラメルです。

こちらも記念に購入しました。
(飲むのが一番の目的ですが…)
無料で楽しめる施設ですが、
ギフトショップは大賑わいです。
まるみもついついカゴの中が一杯


ウィスキーをゆっくり熟成させる
寒冷な気候と適度な湿度、朝夕の霧など
スコットランドとの共通点が多いことで選んだ
北海道余市も満開の桜でした。
北海道余市郡余市町黒川町7-6
2015.4.30