ステートルームの乗客は、2階メインダイニング
「瑞穂」にて2回制で案内されています。
19時30分からの2回目がディナータイム。
席の予約はできないので、コンサート終了後、
ダイニングルーム前に並んで待ちました。

食品サンプルなどではありません。
オシャベリをしていれば、
あっという間の時間のはずなのに
美味しいものを前に待つ時間は本当に長いものです。

窓際のテーブルから順番に案内されます。

ブルーの帽子が良く似合う愛らしい雪だるまに
ディナーのメニューが表示されています。

蟹身とターキーの冷製テリーヌ クリスマスカラー

椎茸とキタアカリのほっこりスープ

にっぽん丸特製パン

真鯛のポワレとエビのポシェ
トマト風味のバターソースと共に

グラニテ

ソムリエ田崎真也監修のオリジナルハウスワイン

国産 牛フィレ肉のステーキ
ファンドヴォーとエポワスチーズの2色ソース

人参のヴィネグレットをまとったホワイトサラダ

クリスマスプレート2015
4種の生地と3種のムースのガトー、
フルーツコンフィチュールとアイスクリーム添え

菅原圭著「品性がにじみ出る言葉づかい」という本に
口福(こうふく)という言葉が掲載されていました。
<食のにっぽん丸>にピッタリの言葉だと思います。
「そのもののおいしさはもとよりだか、もてなす側の
深い心づかいに触れたとき、通り一遍の言葉では
その満足感を伝えきれない。そんなときに使いたい言葉」
船旅の最大の楽しみは、食事ではないでしょうか。
船上という制限の多い厨房でありながらも
私達に口福をもたらしてくれるシェフ、スタッフに感謝です。
お口に広がる幸せは、笑顔に饒舌にさせてくれるようです。
私達は最後まで席を立てないでいました。
2015.12.18