渋谷区郷土博物館へ行く予定でしたが、
ふと目に留まった國學院大學博物館の展覧会が
当日までであったのでこちらに入ることに。
絵巻物で見る神々の物語の世界へと
誘ってくれるようです。
神社・寺院の由来や、神仏の不思議な力である
霊験を語る物語を縁起と呼ぶそうです。
これらは、社寺や人々の信仰に根ざしたものでした。
中世になると古代の神話に描かれる天照大神や素戔嗚尊、
当時、信仰圏を広げていた熊野や八幡といった神々の
新たな物語・神話が作り出されていき、
文学や芸能にも影響を与えています。
キリスト教会のステンドグラスに描かれている
聖書の物語のように日本の神々の物語は、
人間の苦しみを背負う神の姿などを描いて
絵巻物として残しているのでしょうか。
文字の読めない人にとっても
分かるようにというのは共通のようです。
國學院大學博物館所蔵の絵巻物がたくさん展示され、
常設の展示の考古学陳列展示も見応えあるものでした。
(しかも、無料なのですよ)
次の展示は、「ホワッツ神道 神道入門」、
古典から御朱印まで学べるようなので、
ぜひとも行ってみたいと思います。
オンラインミュージアムもやっています。
東京都渋谷区東4-10-28
(國學院大學渋谷キャンパス内)
2021.7.3
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