備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

080827 大麻、部屋でも吸引 元若ノ鵬「2万円で購入」

2018-06-12 14:46:18 | 社会
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'080827の朝刊記事から

大麻、部屋でも吸引 元若ノ鵬「2万円で購入」

大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された大相撲元若ノ鵬のソスラン・ガグロエフ容疑者(20)が警視庁組織犯罪対策五課の調べに対し「六本木のディスコで黒人から2万円で吸引器具と大麻2袋を一緒に買った」と供述していることが26日、分かった。

大麻が入っていた袋は間垣部屋と自宅でそれぞれ見つかっており、ガクロエフ容疑者は「部屋の個室と自宅で何回かに分けて、すべて1人で吸った」と使用についても認めているという。



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これまでの調べでは、ガクロエフ容疑者は「6月上旬に六本木のディスコでロシア人男性から大麻入りたばこをもらった」と供述。

大麻2袋を買ったのも同じ日で、同課はガクロエフ容疑者が大麻を吸い始めたのは6月からとみている。

同課が同じロシア出身の十両白露山から参考人として事情を聴いていたことも判明。

白露山はガグロエフ容疑者の自宅に行ったことはあるが、事件にはかかわっていないとみられるという。





撮影機材
Kodak DC4800



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080820 若ノ鵬容疑者 大麻使用認める

2018-03-29 21:06:12 | 社会
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’08/08/20の朝刊記事から


若ノ鵬容疑者 大麻使用認める
警察に供述 間垣親方も聴取


ロシア出身で間垣部屋の大相撲前頭若ノ鵬寿則容疑者(20)が大麻取締法違反容疑(所持)で逮捕された事件で、若ノ鵬容疑者が警視庁組織犯罪対策五課の調べに対し、大麻の使用を認める供述をしていることが19日分かった。

同課は19日、師匠の間垣親方(元横綱二代目若乃花)を参考人として事情聴取。

間垣親方は「若ノ鵬が大麻を吸っていたことは気づかなかった」と話したという。



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同課によると、若ノ鵬は「大麻や大麻を吸ったパイプなどは、六本木のディスコに遊びに行っときに黒人やロシア人の男性からもらった」と供述。

大麻使用を認めたという。

東京都墨田区の自宅や部屋から押収された大麻吸引器具には、若ノ鵬容疑者以外の人物が使った形跡がなかったことも分かり、どうかは一人で吸っていたとみている。






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若ノ鵬容疑者解雇へ
相撲協会 現役力士で初


日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)が、大麻所持容疑で逮捕された大相撲の幕内若ノ鵬寿則としのり容疑者(20)=ロシア出身、間垣部屋=を解雇する方針を固めたことが19日、分かった。

現役力士の解雇は史上初めてで、相撲協会は処分を決める緊急理事会を21日に開催する。



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北の湖理事長は「社会通念上、許されないものがある。一般社会の常識と照らし合わせてみれば、厳しい処分になるのは当然。(解雇は)やむを得ないだろう。理事会で決議したい」と話した。



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080819 幕内若ノ鵬を逮捕 ロシア出身、大麻所持容疑 警視庁

2018-03-08 14:21:27 | 社会
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’08/08/19の朝刊記事から

幕内若ノ鵬を逮捕 ロシア出身、大麻所持容疑 警視庁

大麻入りたばこ1本を隠し持っていたとして、警視庁組織犯罪対策五課は18日、大麻取締法違反(所持)の疑いで、ロシア出身の大相撲幕内力士若ノ鵬寿則容疑者(20)=本名・ソスラン・ガグロエフ、東京都墨田区錦糸=を逮捕した。



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若ノ鵬容疑者は7月の名古屋場所では西前頭筆頭。

日本相撲協会によると現役関取(十両以上)の逮捕は初めてという。

若ノ鵬容疑者は容疑を認め「六本木で外国人からもらった」と供述しているという。

同課は自宅から大麻の吸引具を押収しており、常習的に大麻を吸っていた疑いもあるとみて調べる。



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調べでは、若ノ鵬容疑者は6月24日午後1時頃、東京都墨田区錦糸1のJR錦糸町駅近くの路上周辺で、大麻を含む乾燥植物片0.368グラムが入ったたばこ1本を所持した疑い。

当時は19歳だった。

若ノ鵬容疑者は6月24日に、錦糸町駅近くで財布を落とした。

財布はこの日のうちに交番に届けられたが、中に入っていたロシア製のたばこから大麻特有のにおいがしたため、警視庁が成分を鑑定していた。

財布の中には、外国人登録証もあり、若ノ鵬容疑者が特定されたという。



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若ノ鵬容疑者は間垣部屋所属。

ロシア・北オセチア共和国出身で、2005年の春場所が初土俵。

07年の九州場所で、昭和以降では6番目の若さとなる19歳3カ月で新入幕を果たした。

ことし名古屋場所までの成績は131勝81敗。



撮影機材
Kodak DC4800


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080811 ネット社会と凶悪事件 人と触れ合う子育て急務

2017-11-24 19:46:45 | 社会
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’08/08/11の朝刊記事から

ネット社会と凶悪事件
人と触れ合う子育て急務

ノンフィクション作家 柳田邦夫     




「人を殺したかった」
「誰でもよかった」−−−−

最近殺傷事件を起こした若者や少年が言う言葉だ。

なぜ、かくも安易に無差別に人を殺すのか。

この10年ほどの間に起きたわたものや少年による凶悪事件を分析すると、次のような共通項がある。

① 自己中心的で、他者に対し「かわいそう」とおもいやる感情が育っていない
② 不満や怒りを抑制する自制心が育っていない
③ ゲーム感覚で殺人を実行する
④ 社会から注目される(あっと驚かす)形態を選ぶ
⑤ 思うようにならないのはすべて他者(社会)のせいにしている
⑥ インターネットによるコミュニケーションがさまざまな形でからんでいることが多い。


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これらの問題の根底にあるのは、一つは、幼少期からの人格形成のゆがみであり、もう一つは、ゲームやネットなどの情報環境の問題だ。

この2点について私が真剣に考えるようになったのは、1990年代の終わりごろ、親しい小児科医から「最近日本の子どもたちの表情が輝きを失っている。テレビもない途上国の子供たちは顔が輝きに満ちているのに。子どもにもっと生身の人間同士の接触をさせなければ」と言われたのがきっかけだった。



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予言的な警鐘

子供の顔には時代の変化が投影されている。

ちなみに東京・秋葉原の無差別殺傷事件を起こした加藤智大容疑者は25歳。

その成育の時代は80年代前半に生まれ、80年代後半に幼年期、90年代に少年期だ。



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親の教育熱心が「いい学校・いい会社」という価値観によって過剰・過干渉になる一方で、家庭崩壊で子どもを放任する家が増え始めた時代た。

同時にゲームやビデオの急速な普及で、子どもたちがバーチャル(仮想現実)な世界に入りこみ、生身の人間同士の接触が希薄になり、命の感覚や他者の心を理解する感性が育ちにくくなり始めた。

97年の神戸連続児童殺傷事件の少年Aや2000年に各地で相次いだ凶悪事件の17歳少年たち、そして加藤容疑者は、まさにこの世代だ。

次の90年代前半から半ばに生まれた世代はどうか。



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90年代後半の保育園児たちの傾向に関する調査報告は
① 夜ふかしなど親のしつけの欠落
② すぐ暴力をふるう
③ すぐパニックになる
④ 自己中心的で自己抑制力が育っていない、などが顕著になっていることを明らかにしていた。

これは予言的な警鐘だった。

2004年に長崎県佐世保市の小学校6年の同級生を殺害した女児は、まさにこの世代だった。

成育歴のゆがみが深いがゆえに、早い時期にゆがみが表面化したといえるだろう。



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最後の居場所

80年代生まれにしても、90年代生まれにしても、2000年代になると、人格形成が未熟なまま、ケータイ・ネットやゲーム・ビデオという機械を介しての情報との接触やコミュニケーションが生活時間の大半を占めるようになった。

その結果、人格形成は自己中心的な傾向を強め、命の感覚、他者の悲しみを思いやる感性はますます育ちにくくなってきた。



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しかもネット上の個人による情報発信「ブログ」の世界一の普及、匿名発信による掲示板や学校裏サイト上への書き込みの広がりは、集団ネットいじめや、集中個人攻撃で快感を楽しむ「祭り」などのトラブルを数えきれないほど起こしている。

ネットを誰かに理解される最後の居場所と思い込んでいた若者が逆に中傷・攻撃されて、感情を爆発させ、劇場型犯罪に走る。

この実態は、ネット社会が負の側面で新しい危機的な段階に入ったことを示している。



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今、すべきことは、子育ての原点から立て直すことだ。

授乳中にケータイに熱中しているのはネグレクト(育児放棄)に等しいことに親が気づかない時代だ。

もちろんしっかりと子育てをしている親もいる。

子育てまで二極化している。



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一部の小中学校で、ノーテレビ・デーやノー携帯ネット・デーを行なって、家族や友達との生身の接触の大切さを気づかせることに成果をあげている。

乳幼児を持つ親に助言している小児科医もいる。

親が乳幼児期にたっぷりと「抱きしめる」関係を持てるようにする社会的な取り組みを急がねばならない。





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080811 小さくとも怒りの声を 〜 風 論説委員室から

2017-11-09 14:38:44 | 社会
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’08/08/11の朝刊記事から


小さくとも怒りの声を〜風 論説委員室から 加藤利器

東京都内で作家辺見庸さん(63)の講演を聴いた。

4年前に脳出血で倒れ生死の境をさまよった。

後遺症がなお残る。

「ぶざまな姿をさらしても最後まで書きつづりたい」。

権力と向き合う姿勢は揺るぎない。



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以前、道内で辺見さんに会った時、日本人の沈黙が気になるといっていた。

「人間は(怒らないという現状に)慣れていく。
どんどん慣れていく。
違和感もさっぱり感じなくなるんです。
小声でもいいから口に出してみる。
怒りの声を発していかなければ」

最近の日本の現状をみていて、その言葉がよみがえってきた。



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原油価格の高騰が世界経済を揺さぶる中、各国のテレビニュースが連日、国民の怒りを伝えている。
欧州ではトラックやタクシーの運転手が製油所を襲撃したかと思えば、漁民が港湾を占拠して流通が大混乱に陥っている。

決して許される行為ではないが、その迫力あふれる表情に圧倒される。

原油高がいかに深刻なのか。

むしろ海外メディアを通じて思い知らされる。



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日本では何も起きないのかと思っていたら、漁業者や酪農家が東京の都心部で抗議行動に出た。

普段は寡黙な漁民や農民が、控えめながらもこぶしを振り上げている。

これはよほどのことだ。

生産者だけではない。

われわれ消費者の暮らしも異常事態といっていい。

食料品や生活用品の値上げに次ぐ値上げ。

こんなことが近年あっただろうか。

それでも国民の怒りは極めて抑制的だ。



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かつて暮らしたフランスでは、国民の抗議行動が日常の光景の中にあった。

世の中がおかしい。

そう思うと迷わず街頭に出る。

警察官まで待遇改善を求めてデモを行っていた。

抗議行動は、市民の共感を呼び、連帯の輪が広がる。

デモの参加者がどんどん膨れ上がっていくのには驚かされた。



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日本でこうした現象に遭遇したことがない。

社会を根底から変革する市民革命はもちろん、本格的な政権交代も経験していない。
(注 '09/09/16民主党政権発足 ブログ管理者追記)

これが沈黙の背景にあると指摘する人がいる。

あながち誤りではないかもしれない。



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辺見さんは、最近の言論を取り巻く環境も視野に入れながら、「沈黙を保つ若い世代の存在が最も気になる」と話していた。

日常の中で自然な形で発散されるべき怒りのエネルギーが、思わぬ方向に向かっていることへの強い危惧があるからだ。

国内で相次ぐ、残虐な無差別殺傷事件を目の当たりにして、同じ思いを抱かざるを得ない。

格差に悩み、苦しみ、社会に憤る若者たち。

その怒りは本来、過酷な現状をもたらしている政治や企業に向けられてしかるべきだ。

ところが、激しい怒りは同じ側にいる市民に向けられ、命まで奪っていく。



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「若者たちは、自分の境遇を他者と連帯して変えようとするすべを知らない。
そこにあるのは若者の無力感であり、脱力感であり、極めて孤独な姿だ」


精神科医の香山リカさんがこう分析していた。


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こんな現状を放置していいはずがない。

より良い社会に変えていかなければ。

そのためには、小さくてもいい。

一人一人が怒りの声を発することだ。

正当な怒りを失った社会は衰退する。

辺見さんはこうも言っていた。



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その通りだと思う。

いつまでも「沈黙は金」ではいられない。




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