‘06/09/09の朝刊記事から
放射能調査 日韓共同で
竹島周辺 対立は回避へ
【ソウル8日近藤浩】日韓が領有権を主張している竹島(韓国名・独島)周辺海域で、日本側が近く予定している放射能汚染調査について、日韓が共同で調査する方向で合意したことが8日分かった。
これにより今月中ともされる同調査で、日韓が再び海上で対立する事態は避けられる見通しとなった。
7日までにソウルで開かれていた日韓次官級戦略対話で合意したもので、韓国政府当局者は8日、「(放射能汚染は日韓が)共同調査する方向で、実務者レベルで具体的な協議をしていくことになった」と述べ、すでに協議が始まっていることを明らかにした。
同海域での放射能汚染調査は旧ソ連による放射能汚染の影響を調べるため、1994年から日本が毎年実施しているが、94,95年は日韓ロ三国が共同で実施している実績がある。
日本の同海域での調査について、韓国側は竹島の領有権を堅持する意味から「韓国政府の事前同意が必要」との立場を変えず、今回、日本が強行すれば偶発的な事態も予想された。
歩み寄りの背景には、日本の新政権誕生を契機に日韓関係を改善しようという双方の思惑があったと見られる。
放射能調査 日韓共同で
竹島周辺 対立は回避へ
【ソウル8日近藤浩】日韓が領有権を主張している竹島(韓国名・独島)周辺海域で、日本側が近く予定している放射能汚染調査について、日韓が共同で調査する方向で合意したことが8日分かった。
これにより今月中ともされる同調査で、日韓が再び海上で対立する事態は避けられる見通しとなった。
7日までにソウルで開かれていた日韓次官級戦略対話で合意したもので、韓国政府当局者は8日、「(放射能汚染は日韓が)共同調査する方向で、実務者レベルで具体的な協議をしていくことになった」と述べ、すでに協議が始まっていることを明らかにした。
同海域での放射能汚染調査は旧ソ連による放射能汚染の影響を調べるため、1994年から日本が毎年実施しているが、94,95年は日韓ロ三国が共同で実施している実績がある。
日本の同海域での調査について、韓国側は竹島の領有権を堅持する意味から「韓国政府の事前同意が必要」との立場を変えず、今回、日本が強行すれば偶発的な事態も予想された。
歩み寄りの背景には、日本の新政権誕生を契機に日韓関係を改善しようという双方の思惑があったと見られる。