‘06/12/14の朝刊記事から
交渉入り合意 日豪EPA
豪国内「農産物」開放を期待
GDP3兆6千億円増と試算
【シンガポール13日勝木晃之郎】
安倍晋三首相とオーストラリアのハワード首相が12日の電話会議で日豪両国の経済連携協定(EPA)交渉入りに合意したのを受け、オーストラリア国内では13日、牛肉やコメなど日本の農産物市場の開放に強い期待を示す報道が相次いだ。
ハワード首相は13日の会見で、年明けから日本とのEPA交渉を始めることを正式に発表。
「政府の試算では、合意すればオーストラリアの国内総生産(GDP)を最大で4百億オーストラリアドル(約3兆6千億円)押し上げる」(同首相)と述べた。
これを受け、有力紙オーストラリアン(電子版)は同日、牛肉やコメの関税引き下げに重点を置くオーストラリア政府の方針に触れた上で「多くの農家にとって、魅力的な日本の農産物市場に参入する道が開ける」と交渉入りを歓迎。
「オーストラリアと中国の関係緊密化への懸念から、日本のリーダーが交渉入りを決めた」と、日本側に中国への対抗意識があったとの見方を示した。
オーストラリアとの経済連携協定(EPA)をめぐり、政府は年明けから本交渉に入ることを決めた。
自民党農林水産物貿易調査会の大島理森会長は13日、北海道新聞のインタービューに応じ、高関税で保護しているコメ、小麦、砂糖などの農畜産物「重要品目」が関税撤廃対象から除外されるよう、政府に働きかけていく考えを強調した。
交渉入り合意 日豪EPA
豪国内「農産物」開放を期待
GDP3兆6千億円増と試算
【シンガポール13日勝木晃之郎】
安倍晋三首相とオーストラリアのハワード首相が12日の電話会議で日豪両国の経済連携協定(EPA)交渉入りに合意したのを受け、オーストラリア国内では13日、牛肉やコメなど日本の農産物市場の開放に強い期待を示す報道が相次いだ。
ハワード首相は13日の会見で、年明けから日本とのEPA交渉を始めることを正式に発表。
「政府の試算では、合意すればオーストラリアの国内総生産(GDP)を最大で4百億オーストラリアドル(約3兆6千億円)押し上げる」(同首相)と述べた。
これを受け、有力紙オーストラリアン(電子版)は同日、牛肉やコメの関税引き下げに重点を置くオーストラリア政府の方針に触れた上で「多くの農家にとって、魅力的な日本の農産物市場に参入する道が開ける」と交渉入りを歓迎。
「オーストラリアと中国の関係緊密化への懸念から、日本のリーダーが交渉入りを決めた」と、日本側に中国への対抗意識があったとの見方を示した。
オーストラリアとの経済連携協定(EPA)をめぐり、政府は年明けから本交渉に入ることを決めた。
自民党農林水産物貿易調査会の大島理森会長は13日、北海道新聞のインタービューに応じ、高関税で保護しているコメ、小麦、砂糖などの農畜産物「重要品目」が関税撤廃対象から除外されるよう、政府に働きかけていく考えを強調した。