’08/02/14の朝刊記事から
米兵少女暴行 沖縄県議会抗議決議へ
きょう 市町村にも拡大
中三少女暴行事件に高まる沖縄県内の反発を受け、県議会の米軍基地関係特別委員会(軍特委)は13日、米軍と米国に対する抗議決議案と政府あて意見書を14日の本会議に提出することを決めた。全会一致で可決の見通し。県内の市町村議会でも抗議決議に向けた動きが広がりを見せている。
県議会に提出される決議案などは「米軍人らによる事件が発生するたびに再発防止を求めてきたにもかかわらず、またもや起きたことに激しい憤りを禁じ得ない」と批判。米軍基地の整理縮小と海兵隊を含む米軍兵力削減の推進や、被害者への謝罪と補償、実効性のある再発防止策を求める。
米海兵隊基地司令部がある北中城村は14日、普天間飛行場を抱える宜野湾市でも15日に臨時議会が開かれ抗議の意見書を可決予定。ほか少なくとも13市町村議会が抗議の意思を示す方針を決めており、反発の動きは全県規模に拡大している。既に那覇市、沖縄市、北谷町(ちゃたんちょう)の3議会が抗議決議をしている。