備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

080516 四川大地震 倒壊 学校に集中

2014-10-16 19:04:10 | 中国
IMG147-2

‘08/05/16の朝刊記事から

四川大地震 倒壊 学校に集中
当局腐敗で手抜き横行か


【香港15日共同】中国・四川大地震で小中学校に被害が集中している。
専門家は教育予算の不足や、地方当局者の腐敗による校舎の手抜き工事の横行が背景と指摘している。
香港紙によると、四川省の都江堰市や綿竹市、北川県などで少なくとも7つの小中学校の校舎が全壊。
14日の段階で約3千人の児童や生徒ががれきの中に埋まっている。
被害の確認が取れない地域もあり、被害拡大を懸念する声も出ている。


IMG147-3

中国政府が開いた13日の記者会見では中国英字紙の記者が「政府の建物の被害は聞かないのに、なぜ学校での被害がこれだけ報道されるのか」と質問。
担当者は「(地震発生が)午後の授業中だった」「児童や生徒はいち早く助けなければならない対象だから報道も多くなる」とかわした。
ただ香港紙によると、四川省の震源地から離れた隣の雲南省でも百を超える校舎が損壊しており、農村地域の校舎のもろさは顕著といえる。


IMG147-28

建築家は、倒壊した校舎の大半に鉄筋が入っておらず、耐震強度が極端に低いとみる。
原因として農村地域の教育予算不足以外に、地方政府の教育当局の腐敗を理由に挙げる専門家も多い。


IMG147-33

中国の学校事情に詳しい香港の専門家は「校舎の建設は業者の選定を含め地方政府の教育部門の一存で行われる。建設費の一部を自らの懐に入れるための手抜き工事も珍しくない」と話している。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

080516 日本の援助隊北京に 第1陣30人

2014-10-16 17:05:24 | 中国
IMG146-27

’08/05/16の朝刊記事から

日本の援助隊北京に 第1陣30人

政府は15日、中国・四川大地震に関し、60人規模の国際緊急援助隊を派遣、第1陣として約30人が成田空港を出発し、同日夜北京に到着した。
16日に被災地に入り、救助活動を開始する。
第2陣の約30人も同日出発する。
これとは別に医療チーム約20人の派遣も検討している。


IMG146-28

援助隊の小泉崇団長は北京空港で記者団に対し「厳しい環境での活動になると覚悟している。生存者がいることを信じ、一人でも多くの人を救出するという使命に徹したい」と述べた。
援助隊は、成都の北約400キロにある四川省青川県で捜索・救助活動を始める。


IMG146-29

今回の地震で、中国が外国からの援助隊を受け入れるのは日本が初めて。
日本が中国に援助隊を派遣するのは、1989年の大洪水、2003年の新型肺炎(SARS)発生に続き3回目となる。
援助隊は外務省職員を団長に、消防庁17人、警察庁20人、海上保安庁14人、国際協力機構(JICA)関係者で構成。
災害救助犬3匹も含まれる。
これに関し、福田康夫首相は15日夜、首相官邸で記者団に「わが国としてできる限りのことをする」と強調した。


IMG146-31

中国側の受け入れ表明が地震発生の3日後だったことについては、「あれだけの大地震で実情、実態把握に時間がかかるのは当然だ。やむを得ない」と述べた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする