鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

意宇六社めぐり・第3章~真名井神社

2021-08-14 | 神社


令 和 元 年 神 在 月 廿 弐 日 ( 即 位 礼 正 殿 の 儀 )

午 前 九 時 廿 分

松 江 市 大 庭 町

国 道 四 百 参 拾 弐 号 ・ 神 魂 神 社 付 近



八重垣神社神魂かもす神社と相次いで参拝し、意宇おう六社めぐりは早くも3社目へ。
とある神社の看板が見えましたが・・・
次は、近場にある真名井神社へ向かいます。



神魂神社から国道432号に出たところで、すぐに反対側の小道に入ります。
収獲を終えた田んぼを見ながら進んでいき、



案内看板に従って左折すると、



鶴岡八幡宮玉葛のように、公道に挟まれた参道がのびています。
突当りに見える山は茶臼山といい、『出雲国風土記』には「神の隠れこもる山」という意味がある神名樋かんなびと記されていました。
真名井神社は、この茶臼山の南東ふもと、この参道の終着に鎮座しています。



9時28分、到着。



【神魂神社 → 真名井神社 のルート】



神魂神社 9時20分発
島根県道248号神魂神社線・国道432号線経由
神魂神社 9時28分着

*移動距離 1.8km
*所要時間 8分  (平均の速さ 13.5km/h)




午 前 九 時 廿 八 分

松 江 市 山 代 町

真 名 井 神 社




意宇六社・第3番目のお社は、真名井神社でございます。


真名井神社の創建時期はよくわかっていないようですが、奈良時代に記された地誌『出雲国風土記』に「真名井社」、平安初期の神社リスト『延喜式神名帳』に「真名井神社」の記述があるので、その頃には創建されていたようです。
中世から近世では「伊弉諾イザナギ社」と呼ばれていたようですが、明治以降に社号が戻ったようです。
祭神は国父の神・伊弉諾尊と、天照大神アマテラスオオミカミの子である天津彦根命アマツネノミコトです。



鳥居から続く石段を上ると、



正面に拝殿、そしてその先に本殿【島根県指定文化財】が構えられています。
まぁ、この画は斜めの角度から写したものですけどね。

拝殿は昭和9年(1934年)に新築されたもので、高床式のように見えますが、土足のままで中に入れる土間床の造りとなっています。
この拝殿では、賽銭箱が据えられているところが「床」に当たります。
なるほど、土足で入っていることになりますね。



本殿は寛文2年(1662年)に建立されたもので、八重垣、神魂の両社に続いてこちらも大社造となっています。



屋根が「人」の字の形をしている切妻造、「人」の面に出入口がある妻入り、その出入口は右側に寄っていること、床が正方形となっていることなど、典型的な大社造です。


境内は私を除き、人影が見当たりませんでした。
厳かな空気の中で、参拝。

人がまったくいなかったからなのか、ここも社務所が開いていませんでした。
御朱印を頂戴することなく、境内を後にしました。





鳥居を出て、社号標の前に戻ってきました。
神社に向かって右方向へ移動します。



“Panasonic”の看板が目印の電気屋さんがある丁字路から、小路に入ります。



民家に挟まれた小路の坂を上り、突当りを左折します。



民家は次第になくなり、



舗装道から砂利道に変わったら、もう目の前。



木洩れ日の射す竹林に囲まれた空間に、小さな水場がひとつ・・・



これが真名井の滝です。
大量の水が落ち込む瀑布とはかけ離れた、水がチョロチョロと落ちていくだけの水場です。
そういえばゴォ~という水の音は全く聞こえませんでしたね。
落差は約2メートル、水がチョロチョロとしか出ておらず、古代より神水として神事に用いられていたといいます。



しばし立ち止まってみれば、なんとも落ち着く心地よい空間にも感じられます。



突如、一筋の風が吹いてきました。
地面に落ちていた木の葉が舞い上がり、しばし輪を描きながら舞っていました。



木の葉は3分ほど舞っていました。
なるほど、ここは神名樋かんなび山・・・神の隠れこもる山だと感じることができました。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿