鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

今井の桜・開花前

2018-04-01 | 公園・庭園


2 0 1 8 年 3 月 2 5 日 ( 日 )

午 前 1 0 時 5 0 分

千 葉 県 白 井 市



平成30年、春。
日本の首都・東京では、桜の花が満開になりました。

私が住む千葉県の柏はようやく咲き始めといったところでしたが、今回は自動車でとある場所へ向かいました。



暇なときに地図をながめるという趣味をもつ私は、手賀沼から伸びている一筋の曲線に・・・

「金山落」


という奇妙な表記を見つけます。

なんと読むのだろう? 「きんざんらく」? 「かねやまおち」?



「金山落」は、南西から流れてこの沼に注いでいます。
この矢印のちっちゃい沼も、手賀沼なんだそうです。
昭和の干拓事業で、沼は2つに分かれたのだそうです。



小さいほうの手賀沼へと流れているのが、金山落
読み方は「かなやまおとし」というのだとか。
(「かなやま」のほうはちょっと自信ないです。「かねやま」かもしれません)

読み方がいまいちはっきりしない「金山落」ですが、地図をながめていると・・・

「今井の桜」


と表記されています。



そんなわけで、柏市内から車で約30分ほど。
手賀の丘公園のほど近く、「今井の桜」があるという金山落にやって参りました。



広がっている田畑の中で、凛として立つ桜並木。
金山落に沿って植えられています。
周囲に駐車場はありませんので、農道の脇をお借りすることとしました。

開花はもう少し先のようですが、つぼみがふくらんでいるからなのか、並木はうっすらと桃色がかっているようです。



咲いているものもありますが、満開まではまだまだといったところです。
ただ、ロケーションは最高。
空に電線といったものはなく、川沿いに砂利道が走っているだけで、「田舎の原風景」という言葉が浮かんできます。



金山落は用水路なのですが、コンクリートによる護岸工事がほとんどなされておりません。
昔の小川の風景が、いまだに温存されているかのようです。



桜や植生は手入れがなされていないようですが、それがかえっていい味を出しています。



金山落にかかっている今井2号橋という小さな橋。
橋名標には「昭和38年竣功」とあり、50年以上付替えがなされていないようです。
老朽化が進み、時代に取り残されたようなこの橋も、このロケーションにはふさわしいように思えます。


とはいえ、この日はほとんど桜が咲いておりませんでした。



路傍に生えていたオオイヌノフグリだけが、満開を迎えていたようです。


この日は15分ほどでこの地を後にし、もう1箇所の桜を見に行くこととしました。



お花見2018・第1話「今井の桜・開花前」 完

お花見2018・第2話「吉高の大サクラ」へ続く。

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