鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

總持寺・後編~スタンプラリー

2014-07-16 | 寺院仏閣

2 0 1 4 年 5 月 6 日 ( 火 )

午 後 1 2 時 3 3 分

横 浜 市 鶴 見 区

曹 洞 宗 大 本 山 ・ 總 持 寺



總持寺を歩き回って45分、境内の半分を見たに過ぎません。
それだけ總持寺が宏大で、ひとつひとつの堂宇が巨大なのです。
おそらくは関東最大の寺院なのではないかと。



境内に置かれている灯篭は大きいものばかりです。
これだけ大きい灯篭は、靖国神社クラスのメジャーな寺社でしか見られないでしょう。



總持寺最大の建造物である大祖堂です。
これだけ大きな建物は、さすがに木造ではなさそうです。
ここでは、曹洞宗の太祖大師である瑩山禅師をお祀りしています。


瑩山紹瑾禅師は、文永5年(1268)に越前国で生まれました。
その母は観音信仰にとても熱心な人で、子供であった禅師も多分に影響を受け、子供の時分から経を読み、土で仏像を作っていたのだそうです。
禅師8歳にして、母に連れられ永平寺へ入り、13歳で出家、僧列に加えられました。
以降は諸国行脚の旅に出、寺門興隆と民衆布教に専念。28歳で徳島の城満寺を開いたのをはじめ数か寺を創立。
禅修行道場の体制を固め、曹洞宗を日本全土に広めていきました。



大祖堂の中は薄暗く、まじめに祈願するにはこの上ない雰囲気でした。
私も例のごとく、旅の無事を祈願します。

「チャリにトラブルが起こりませんように」
「ちょっと肌寒いんで、少しばかり気温が上がりますように」


そうして堂を出ようとしましたが、賽銭箱の横にこのようなものが置かれているのを見つけてしまいました。



「大本山總持寺スタンプラリー」です。
こんなものを見つけてしまったために、私のスタンプラリー熱?が上昇していきます。

そしてここからは、總持寺の境内をめぐる・・・というよりも、總持寺スタンプラリーが主題となっていきました。
スタンプをすべて集める! スタンプがそろわなきゃ帰らねぇぞ!! という、なぜか妙に固い決心をして、宏大な總持寺の境内をぐるぐる回ることになりました。

そして最初のスタンプ・・・



1番、大祖堂!
絵柄は瑩山禅師・峨山禅師の御両尊です。お寺のスタンプにしてはなかなかにコミカルな感じがします。


次は大祖堂の近くにある仏殿【国指定登録文化財】です。
最初に見たときは「総爺い」ご長寿ご一行様が記念撮影をしていたところです。



そして祈願そっちのけでスタンプのもとへ直行しました。
スタンプは意外にも外に置いてあります。そもそも仏殿は基本的に中に入れないようです。
スタンプを押したところ・・・



2番、仏殿????
1回目の押しが甘く一部写ってない部分があったので、重ねて押そうとしたところ大失敗!

・・・まっ、ひとつぐらいこういうスタンプがあってもいいかな。
そう思って先へ進みます。


3つ目のスタンプは放光堂【国指定登録文化財】です。こちらも裕次郎の墓参りの前に訪れています。



放光堂のスタンプも、賽銭箱の横に置いてありました。
ここにはスタンプの台紙も置いてあります。


3番、放光堂?!?!
ああ、二度も同じ失敗をしてしまった・・・。

失敗したスタンプが3分の1以上を占めるようでは話にならないよ・・・。
ということで、放光堂にあったスタンプ台紙を手に取り、リベンジへ。



今度は成功、3番・放光堂!
絵柄は阿弥陀様です。


放光堂でスタンプラリーをリセットしたので、再び仏殿と大祖堂へ。



2番、仏殿!
絵柄はお釈迦様です。



再び1番、大祖堂!
絵柄はやっぱり瑩山禅師と峨山禅師です。


残りのスタンプを探して、境内の外側へ出ました。



境内の内外を隔てる長廊下、その脇に建っている香積台【国指定登録文化財】です。
總持寺の総合受付的な位置づけなのか、中にはお土産物屋もあります。ご朱印もこちらでもらえるようです。

中は土足厳禁のため、ここで靴を脱ぎます。
この日の靴はキツキツで、履くのに3分ほどかかるから、あまり脱ぎたくないのですが・・・仕方ありません。



中にトイレがあったので、用を足します。
パワースポットという観点からは、日本でも指折りのトイレでしょう。
なんとも運をつかめそうな・・・(^_^;)



香積台の奥に鎮座する大黒尊天の木像です。
高さは180センチもあり、木彫りの大黒天では日本一の大きさを誇るそうです。
スタンプは、大黒様の御前に置いてありました。



4番、大黒尊天@香積台!



香積台を出て、三門付近まで戻ってきました。



三門前にあるロータリーの灯篭も見事なものです。

ですが、スタンプの場所がわかりません。
スタンプの台紙とともに、スタンプの場所が書いてある地図もあるのですが、その地図に書いてあるのはこれまでの4か所だけ。
残るスタンプは三宝殿と平成救世観音のふたつですが、これらについては「自分で探してみましょう」というようなメッセージが書いてあるだけという、不親切な作りです。

總持寺から与えられたふたつの試練を克服すべく、三門付近にあった境内図を見てみると、盲点的なところに三宝殿があるようです。



三宝殿へは、三門の脇にある階段を上っていけるようです。
境内のメインゾーン?とはちょうど反対側で、木々の影に隠れた目立たないところにあります。



三門と三松閣が高いところから見下ろせます、と思ったら二つの建物はまだ上のほうに。
規模の大きさをうかがい知ることができます。



白銀色に輝く?大きな仏像が目に入りました。
台座には平成救世観音とあります。
ですがこのあたりにはスタンプはありませんでした。



別の道を進むと、奥に三宝殿【国指定登録文化財】が建っていました。
ここで残りのふたつのスタンプを手に入れることができました。



5番、荒神様@三宝殿!



6番! 平成救世観音!




スタンプラリーは貫徹できましたが、思いのほか時間がかかってしまいました。
鶴見でお昼を食べるという計画は崩れ去り、そのまま川崎大師へと向かっていきました。



◆参考文献
 ・曹洞宗大本山總持寺 http://www.sojiji.jp/






最新の画像もっと見る

コメントを投稿