この日はわが御前と、ららぽーと柏の葉にて夕食。
その帰り、御前が買い物をなさるということで、ららぽの中にある東急ストアに入りました。
ここでふと、わが心の中に立ち上る探究心。
探究心のおもむくままに買いそろえたのは、またしてもサバ水煮缶・3缶です。
2週間前にサバ缶15個を買い、うち7個を食べ、残るサバ缶は8缶。
そこにららぽで購入した3缶を加え、
11缶のサバ水煮缶食べくらべとまいります。
前回7缶を平らげ、気分が悪くなった私。
もう無理はしません。
この日は最大で3缶まで!と、ゆるめのノルマを設定して臨みます。
この日最初のサバ缶は、伊藤食品「美味しい鯖 水煮」です。
私の不見識で、伊藤食品というメーカーは、今回の食べくらべ企画をするまでは知りませんでした。
静岡の清水にある水産品缶詰のメーカーです。
商号が似ている伊藤ハム(旧・合名会社伊藤食品工業)とは関係はありません。
商品名に「美味しい」と銘打っていますが、こういうのは「口だけ」で終わるものが多い中、このサバ缶はどうでしょうか。
それでは開缶!
缶を開けると、内容液の下に沈んでいるサバの身を確認できます。
内容液を除いた様子。
パッと見ではサバが何切れ入っているかわかりません。
皿に盛りますと、身が柔らかいため1切れだけ崩してしまいました。
中くらいの身が4切れ入っていました。
実食してみると・・・たしかに美味しい!
前回の7缶を加えても、このサバ缶が一番美味しく感じられました。
あまり大きな特徴ではないですが、このサバ水煮にはセキツイ(背骨)は入っておらず、細い骨が数本だけ入っていました。
栄養分を見てみると、炭水化物の数値がほかの缶とは大きく違います。
前回に引き続き本日も、サバの旨味、塩分の濃さ、脂分の濃さ、鯖の生臭さ、身の肉厚さ、お買い得度の6つの観点をチェックしていきます。
伊藤食品「美味しい鯖 水煮」の私的評価は・・・
◆サバの旨味 ★★★★★ (サバの味がしっかり現れていて、かつ、うまい)
◆塩分の濃さ ★★★☆☆ (★が多いほど濃くなります。沖縄の塩「シママース」のやさしい塩味がサバをうまき引き立てています)
◆脂分の濃さ ★★★☆☆ (★が多いほど脂っぽいです。脂分もくどくなくバランス良し)
◆鯖の生臭さ ★★★☆☆ (★が多いほど魚臭さがありません。においはありますが、きつくはありません)
◆身の肉厚さ ★★★★☆ (身の部分は140gと食べごたえあり。身は柔らかく、スーッと胃に入っていきます)
◆お買い得度 ★★★★☆ (少々割高ですが、うまさを考えると★5つでもいいくらいです)
伊藤食品「美味しい鯖 水煮」のデータです。購入価格以外は、缶に表記されている内容を転載しています。
栄養分のデータは、1缶当たりのものと100g当たりのものを記載し、黄色文字が缶に表記されている内容です。
▲内容量 190g(うち固形量 140g)
▲購入価格 204円(税込、東急ストアにて購入)
▲原材料 さば、食塩
▲原産国 日本
●エネルギー 388kcal/缶 204kcal/100g
●タンパク質 28.3g/缶 14.9g/100g
●脂質 27.9g/缶 14.7g/100g
●炭水化物 5.5g/缶 2.9g/100g
●食塩相当量 1.7g/缶 0.9g/100g
次なるサバ缶は、SSKセールス「旬 鯖水煮」です。
SSKの前身は清水食品という会社で、静岡に本社を置くメーカーです。(清水区じゃなくて葵区にあります)
"Jack has a bat and two balls."(男の子は1本のバットと2個のボールを持っている)のCMで有名なスポーツ用品会社のSSKとは関係ありません。
こちらも「下関の最進の塩」を使用、ということで塩にこだわっているようです。
開缶すると、サバの魚肉は見えず。
内容液がやや多いようですね。
液体を取り除くと、ようやく魚肉登場。
大、中、小、極小とふぞろいな4切れのサバです。
皿に盛ると、先ほどのものとは違って、身がしっかり締まっているサバ。
きれいに4つ移すことができました。
実食すると・・・・・・あっさり。
魚肉が締まっているのが相まって、かな~りのあっさりサバです。
「最進の塩」の良さを、あまり感じることができなかったです。
内容液が55gで、食塩相当量が0.7g/100g、液体が多く塩が少ないとなれば、当然味は薄くなるということですね。
◆サバの旨味 ★★☆☆☆ (サバの味を感じられますが、パサパサな感じを受けてしまいました)
◆塩分の濃さ ★★☆☆☆ (塩分はうすいです)
◆脂分の濃さ ★★★☆☆ (脂分はうすくはありません、普通くらい)
◆鯖の生臭さ ★★☆☆☆ (鼻の弱い私ですが、においをはっきりと感じました)
◆身の肉厚さ ★★★☆☆ (内容量は普通サイズとなります)
◆お買い得度 ★☆☆☆☆ (この値段でこれでは・・・・・・)
私にとっては、相性がよろしくなかったです。
▲内容量 175g(うち固形量 120g)
▲購入価格 300円(税込、東急ストアにて購入)
▲原材料 さば、食塩
▲原産国 日本
●エネルギー 340kcal/缶 194kcal/100g
●タンパク質 26.6g/缶 15.2g/100g
●脂質 25.9g/缶 14.8g/100g
●炭水化物 0.2g/缶 0.1g/100g
●食塩相当量 1.2g/缶 0.7g/100g
3番目にいただいたのは、マルハニチロ「月花 さば水煮」です。
マルハニチロのサバ水煮は前回いただきました。
その日の7缶目という大ハンデを負ったにもかかわらず、それなりにおいしくいただけました。
そして「月花」は、いわばプレミアム缶といったところでしょうか。
価格も普通缶の2倍弱なので、いやが上にも期待は高まります。
サバの身が見えます。
内容液のカサ増しは小さいですね。
サバの身はが3切れ。あと細かい魚肉?が入っているようですね。
大きい魚肉は歯ごたえも十分。
まわりの小さい魚肉は柔らか目、と両論併記的な食感です。
そして味付けですが、なかなか濃いです。
脂分もなかなかで、量、質の両方の面からもボリューミーな一品といえます。
私的評価は・・・・・・
◆サバの旨味 ★★★★☆ (サバの旨味もしっかり出ています)
◆塩分の濃さ ★★★★☆ (塩味がはっきり出ています)
◆脂分の濃さ ★★★★★ (こってりですが、味付けもしっかりして負けていません)
◆鯖の生臭さ ★★★★★ (においはほとんど感じることはできませんでした)
◆身の肉厚さ ★★★★☆ (カサ増しが小さいので、必然的に魚肉は多めです)
◆お買い得度 ★★★☆☆ (量も多く、うまいですが、普通缶のコスパには一歩及ばずか)
マルハの普通缶と月花缶は、たしかに味に差がありますね。
それにしても、この日は3缶目で限界を感じてしまいました。
▲内容量 200g
▲購入価格 246円(税込、西友にて購入)
▲原材料 さば、食塩
▲原産国 日本
●エネルギー 414kcal/缶 212kcal/100g
●タンパク質 30.6g/缶 15.3g/100g
●脂質 32.4g/缶 16.2g/100g
●炭水化物 0.0g/缶 0.0g/100g
●食塩相当量 1.9g/缶 1.0g/100g
この日は無理せず3缶で終了。
最後の月花がかなりボリューミーだったので、これ以上は無理だったでしょうね。
残る8缶は、また後日いただきます。
「サバ水煮缶食べ比べコンプリート!」・第4話に続く。
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