先週はつぼみだった今井の桜。
約1週間たったこの日は見頃になっているだろうと考え、早めにお出かけしたのでした。
田園に突如現れるピンク色の筋は、全長2キロほど続いています。
どのソメイヨシノもほぼ満開です。
橋の上から金山落しを見やると、あふれんばかりの桜の光景です。
古ぼけた今井二号橋とのコラボも、また良し!
年季の入った看板・・・
今井の桜は、昭和35年(1965年)地域の景観を保つため、緑の羽根の還元資金により、名内橋から手賀沼まで、約2kmの河川堤に、ソメイヨシノ、ヤエザクラが150本ほど植えられたことにはじまります。
昭和58年(1983年)千葉県の「美しいふるさとづくり運動」の一環として指定を受け、地域環境保全のために、手賀沼土地改良区白井支部が管理しているものです。
(案内看板より)
今井の桜のすべてを見るのは時間がかかるので、二号橋からひとつ先の東側の橋までを歩くことにしました。
ここの桜は、人の手がほとんど加えられていないようです。
なので草木は気ままに生い茂り、桜も自由に枝葉を広げています。
水路ギリギリに咲いている桜も少なからず見られます。
また金山落という用水路も、護岸工事がほとんどなされていない手掘りの水路です。
田舎の小さな川に桜が咲き誇る・・・私の地元に小さな川など存在しないのですが、なぜか懐かしく感じてしまう風景です。
私のからだに受け継がれた「和」のDNAが、そう思わせるのかもしれませんね。
桜並木の脇には、舗装されていない小道が続きます。
桜の根元は草ぼうぼうで、脇には砂利道ということで、ここでは無粋な水色のビニールシートがまったく見られません。
宴にはまったく不向きな立地ということで、純粋に桜を楽しみたい方には最高の場所なのではないかと思います。
この日の朝は、雲ひとつない快晴。
まだ早い時間であり、あまり知られていない名所とあって、人出はまばら。
心赴くままに桜を愛で、アイフォンさんはフル稼働です。
ずいぶん歩いたなぁ・・・と、今日はいらっしゃっている女王様とおしゃべり。
この日は花びらがほとんど散っていませんでしたが、波紋ひとつない水面に映る桜が素晴らしかったです。
水路を覆う桜のトンネル。
小舟を浮かべ舟遊びでも・・・というところですが、ここには貸しボートはありません。
なので、船の立てる波紋で水面に映る桜がかき消されることもありません。
目標にしていた橋に到達しました。
今井一号橋という名がついているとか。
手賀沼まで続く、桜のトンネル!
一号橋を渡り、復路へ。
空に向かって咲き誇る桜に、根元で生い茂るクマザサ。
先ほどまで歩いていた南岸とは違い、北岸は草木の背丈が高く、水路はやや見えづらくなっています。
ですが、桜の咲き具合はこちらのほうが上のようです。
はかなさの象徴である桜の花から、ある種の激しさすらも感じられます。
女王様も満足してくださったようです。
今井二号橋に戻った我々は車に戻り、ファミレスでモーニングメニューを食することとなりました。
桜じゃなくて・・・イチゴのソフトクリーム! うまい!!
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