鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

しだれ桜リベンジ

2022-06-26 | 寺院仏閣


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 3 月 2 6 日 ( 土 )

午 前 1 1 時 5 0 分

茨 城 県 龍 ケ 崎 市

金 剛 山 般 若 院 観 仏 寺



令和4年、桜の季節
昨年は時季を外してしまったため、葉桜ばっかり観ることになってしまいました。

そこで今年の桜は、令和3年のリベンジ
女王様とともに、樹齢何百年の見事な桜をお目にかけようではありませんか。




花曇りのこの日にやってきたのは、龍ケ崎市にある般若院
正式には金剛山般若院観仏寺といいますが、これだと長ったらしいので「般若院」と呼ばれます。


寺院には、「東大寺」のように寺号で呼ばれる寺と「平等院」のように院号で呼ばれる寺があります。
「寺」は仏様をお祀りする場所という意味があり、「院」は仏様に仕える僧侶が所在する場所を表します。
「●●寺」か「●●院」のどちらで呼ばれるかについては特に決まりはなく、昔からの慣習で呼び方が決まっている所がほとんどのようです。




本堂の近くまで車が入れるので、柏ナンバーのかわいいクルマに乗ったまま境内へ。
・・・そういえば昨年は駐車場がどこだかわからなくて、それがもとでどなたか激怒なさっていたなぁ・・・。

この本堂の裏手にしだれ桜は立っているのですが・・・



般若院のシダレザクラ【茨城県指定天然記念物】。
しだれ桜の周りは墓地になっていて、決して広くない境内。
その境内いっぱいに、しだれ桜が枝を広げているかのようです。



案内看板によると、その枝張りは東西約15メートル、南北約22メートルに及び、樹齢は推定500年といいます。



龍ケ崎の地は、慶長11年(1606年)仙台藩の飛び地の所領として伊達政宗に与えられています。
仙台藩は、龍ケ崎を江戸への米輸送の中継地として重要視したといいます。
もしかしたらこのしだれ桜を、あの政宗公もご覧になっているかもしれませんね。

 

私が歴史のロマンに浸っている中、女王様はなにやら珍妙なことをのたまいました。

「この幹、象に見える」

???? 私にはさっぱり。
この難解すぎるロールシャッハテスト、説明を受けてもわかりませんでした。



昨年とは異なり、今回はスイセンの花が脇役へと回りました。



女王様は・・・



このあと滅茶苦茶パピコをもふもふしました。




午 後 8 時 4 6 分

千 葉 県 流 山 市

荒 井 山 清 瀧 院


つくばで、カピバラのパピコさんをもふもふしてきた帰り。
第2王子をお迎えすべく、JR南流山駅へとクルマを走らせました。

その帰り、私はしだれ桜リベンジを果たすべく、夜のお寺へ。



清瀧院のシダレザクラ【流山市指定保存樹木】、見事に満開です!



 





枝の下から見上げると、まさに桜の雨が降っているかのよう。



本堂の傍らに立つソメイヨシノも満開を迎え、しだれ桜に負けじと花を咲かせています。

 

漆黒の帳の中で、照明と相まって、その姿を両目に焼き付けんばかりに咲き誇るソメイヨシノ。





しとしとと降る春雨のように、しとやかな姿のしだれ桜。
花を凝視すれば、激しく降る夏の雨のようにも見えてきます。


女王様第2王子、思い思いに桜を愛でていましたが・・・

午後9時、照明消える。

あまりにも突然の夜桜との別れに、拍子抜けしてしまいました。




4 月 1 日 ( 金 )

午 後 5 時 2 5 分

本 拠 地 近 く に て


この日の2日前に、37.8度の発熱症状が出てしまった私。
ついにかの国からの災厄をもらってしまったのか?!というわけで、PCR検査を受けて自宅待機していましたが、

「おめでとうございます、陰性です」

病院からの連絡もあり、晴れて自宅軟禁が解かれたのでした。
まだ本調子ではありませんでしたが、



わが心の友とともに、春の空気を吸収してきたのでした。




4 月 2 日 ( 土 )

午 前 1 1 時 1 1 分

茨 城 県 守 谷 市

抑 護 山 清 浄 院 西 林 寺


恢復間もないにもかかわらず、この日もおでかけ。
目的地はもちろん、パピコさんのおわすイオンモールつくばです。
その途上で寄り道をし、しだれ桜リベンジをしていきます。

この日のしだれ桜リベンジは、守谷にある西林寺
ぽつんと本堂だけがあるだけの、寂れてしまったようなお寺です。



西林寺のシダレザクラ【守谷市指定保存樹木】。
樹齢は約80年とこの中では「若手」の桜ですが、咲く花は変わらず美しいです。



私が200歳を迎える頃には、この桜も枝張りが大きく伸びるのでしょうね。




午 後 7 時 0 2 分

茨 城 県 坂 東 市

辺 田 山 地 蔵 院 歓 喜 寺


パピコさんをもふもふした帰り。
例によって第2王子を迎えに行くのですが、この日は時間調整のため坂東市に寄り道していました。



離れた車中からでも見える、歓喜寺のエドヒガン【坂東市指定天然記念物】のライトアップ。
歓喜寺の桜だけは、シダレザクラではなくエドヒガンです。
その樹齢は推定400年といいますから、これは見事な桜。
それなのに、見物客はだれ一人いません。





あ、葉桜だ。
花はとっくに散ってしまっていました。
わずか数輪だけ、花が咲いていました。

それにしても、そばに行かなければ花が咲いているかがわからないなんて・・・。
我が目も、女王様の目も節穴のようですね。う~む。



我々は柏ナンバーのかわいいクルマに乗り込み、この日は越谷レイクタウン駅第2王子を迎えたのでした。






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