鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

埼玉県上陸~柏から春日部へ

2014-09-05 | チャリ旅


2 0 1 4 年 8 月 1 4 日 ( 木 )

午 後 1 2 時 1 0 分

千 葉 県 柏 市

柏 の 葉 キ ャ ン パ ス 駅 付 近



 

柏の葉キャンパス駅付近のラーメン屋「めん王 若柴本店」でがっつり昼食。



前に見えるつくばエキスプレスの高架橋を越えて、国道16号の旅を再開します。


この日は曇りがちの天気で、一時は小雨も降ってきたのですが、柏市内に入ってからは太陽が顔をのぞかせていました。
曇りだ雨だと言っていた天気予報は、私の晴れ男力?の前に屈服か・・・(#^.^#)

などと浮かれている場合ではありません。
季節は夏。太陽が出てきてはむしろ困るのです。暑いから。
千葉市内でハンディタオルを紛失して以来、放置していた「タオル問題」、このあたりで解決しなければなりません。

「めん王」から300メートルほど進んだところにローソンがありましたので、ここでタオルを購入します。
そして給水のための飲み物として麦茶(1リットル)を購入、冷たさをキープしたいので手持ちの水筒に補給します。

夏場のチャリ旅とあって、水を断たれたら冗談抜きで死を覚悟しなければなりません。
熱中症にかかるのを防ぐため、水分はこまめに摂り、手持ちの飲料水もこまめに補給する必要があります。


・・・こまめに水を飲む。



私とママチャリは、国道16号を北西に進みます。
走っている車を見ると、柏市内は大型車両の割合がかなり高いようです。



十余二工業団地入口交差点です。
ここも国道16号渋滞の名所で、大型車がここで多く右左折します。
この交差点は右折レーンがやたらと長く、千葉市寄りの国道16号では右折レーンが200メートルほどもあります。

自動車にとっては難所である十余二工業団地入口交差点。
自転車にとっての難所が、この先にひかえています。


常磐自動車道柏インターです。

 

草! 草!!
柏インターを越えるための歩道橋にたどり着く前に、草のカーテンをかいくぐらなければなりません。そして・・・

 

歩道橋を越えたところに、最凶の草ゾーンが横たわっています。
通れるスペースのないくらい雑草が歩道を覆っています

私は歩道橋を使うことをあきらめ、危険を冒して車道に出て、急いで柏インターを通過する手段をとりました。
(草の画像は車道から撮り、右の画像は後ろを振り返って撮ったものです)



柏インターを越えると、春日部までは22km、隣町の野田までは6kmです。
川の近くの土地だからなのか、アップダウンはほとんどありません。




午 後 1 時 1 1 分

千 葉 県 野 田 市


柏インターから1km強を走り、柏大橋へ。



利根川の下流域に住んでいたものにとって、この長さで「大橋」を名乗るなど甘いわ!
とでも言いたいのですが、とにかくこの橋を渡ります。

柏大橋が架かっているのは川ではなく利根運河で、利根川と江戸川を結んでいます。



自然豊富な小さな川といった感じですが、利根川と江戸川が分岐する関宿まではここからかなりの距離があるので、利根川を遡上してきた船が江戸に向かうときにショートカットできる利根運河の役割は大きかったと思われます。



利根運河を渡りきると、野田市に入ります。

さきほどの青看では「野田 6km」だったのに、そこから1kmほど進んであっさり野田市へ。
青看の距離は、通常その市町村の役所・役場までの距離を示しています。
市役所のあるところと市街地はだいたいイコールなので、野田の街中まではまだ5kmほどあるということです。


野田市に入って最初の青看です。



ついに本日の目的地・さいたまが青看に出てきました。
「さいたま 50Km」・・・大宮までは50kmか。

いや、ちょっとちがう?
「さいたま 50Km」は、「さいたま市役所まで50km」という意味です。
そしてさいたま市役所は、たしか浦和にあったはずだ。

さいたま市ができる前、浦和派と大宮派が熾烈な抗争を繰り広げました。
その抗争では、大宮と浦和に挟まれた小勢力・与野が浦和派に与し、浦和派の勝利で決着がつきました。
勝利した浦和派は、自らの領地にさいたま市役所を築き、与野には謝礼として「中央区」の名称とさいたま新都心を与えたそうです。
そして大宮派に対し徹底した報復を行い、ついには大宮派を抹殺したそうです・・・・・・。


私のホラ話はともかく・・・
国道16号の青看は、すべて「さいたま ●Km」と表示されています。
そしてその青看をよく見ると、地名部分と距離部分の両方とも地板の色が違う・・・おそらく、以前は「大宮 ●Km」とあったのでしょう。
国道16号線ユーザーにとって、大宮までの距離が表示されていれば目安になります。
はっきり言うと、浦和なんかにゃ用はねぇんだから、「さいたま ●Km」はあまり参考になりません。

しかしこの「さいたま ●Km」の徹底ぶり、浦和による大宮の粛清でしょうか。

まだ埼玉県に入ってもいないのに、長々と連ねてしまった・・・(^_^;)


野田市に入ると、ほどなく前方に観覧車が見えてきます。
なんだか怪しさを感じたので、撮影はしませんでした。
なにせ野田には天守閣を構える宗教団体がありますから・・・。
後で調べてみると、この観覧車はイオンショッピングセンターにある「もりのゆうえんち」の観覧車で、某宗教団体とは関係ないそうです。


柏インターから8km。観覧車を通り過ぎ、野田市役所を通過。
アップダウンはほとんどなく、順調に進みます。



ひさびさの陸橋・柳沢陸橋です。
ここを左折すると野田市の中心街へ。
あの有名餃子店も、こちらを曲がります。



柳沢陸橋の直後にあったキロポスト。
横浜の高島町までは120kmです。


柳沢陸橋を過ぎると、街中の風景がだんだん寂しくなってきます。



店舗の数があきらかに減ってきています。
それより問題なのが、自転車ユーザーにとっては重要なコンビニがないのです!

水分補給をこまめにした代償なのか、ラーメンをガツ食いした代償なのでしょうか。
まさにこのとき私のおなかは下り坂に差しかかっていました。

前方を見渡しても、コンビニ(=トイレ)がない。
野田市の北西部はコンビニ空白地帯だったのです!

「恥を忍んでガソリンスタンドでトイレを借りるか・・・」
「いや、もう少し先に何かあるはずだ・・・」
「ああっ、限界が近い!」
「くそっ、コンビニがほんとにねぇぞ、ここ」

「ううっ、野田では某氏のように『俺帰るわ』なんてできないぃぃっっ!」
「反対車線に吉野家を発見!!」


・・・・・・こうして私は、自分の物で下着を汚すことなく、無事に用を足すことができました。
その代わり、吉牛で食べたくもない牛丼を食べるはめになりました。
でも吉牛はうまいねぇ。どこぞのプレミアムなんとかよりも普通にうまいですねぇ。



時間を大幅にロスしながらも、千葉県内では最後の陸橋・中里陸橋を通過。



風景は変わり、工場が多くなってきました。



埼玉県最初の街・春日部までは8km。



気温は31度と、猛暑の今夏にしては落ち着いた気温ですが、この日は曇りがちだったので蒸し暑かったです。




午 後 2 時 3 4 分

千 葉 県 ・ 埼 玉 県 境 へ


ついに千葉を脱出するときが来ました。



江戸川にかかる金野井大橋を渡ります。



ママチャリの旅、初めての埼玉県に入りました。



金野井大橋を渡ってから500メートルほど進むと、あれだけ欲していたコンビニがあっさりと見つかりました
野田の吉牛で用を足して以来、胃腸も順調で所要の必要はありませんでしたが、立ち寄ります。
というのも、埼玉県の地図を持っていなかったからです。

地図はスマホで見ることもできます。
ですがスマホさんは自転車屋の場所確認や、SOSの電話連絡など、いざというときの命綱でもあるので、バッテリーの消費を抑える必要があります。
なので、チャリ旅での紙の地図の役割はとても大きいと思います。

私がチャリ旅で使うのは昭文社の「ライトマップル」。
チャリでの移動はふつう長距離に及ばないので、厚みのない「ライトマップル」は持ち運びには都合がよろしいのです。

ただし今回は1都3県にまたがる旅なので、それに合わせて「ライトマップル」も4冊必要になります。
千葉、東京、神奈川の「ライトマップル」は事前に入手していたのですが、埼玉のものだけが手に入らず、

「埼玉県内のコンビニで買えばいいか・・・」

楽観的な考えで臨んでいたのでした。
しかし、分厚い埼玉県の地図や、関東全域の地図はコンビニにあったのですが、埼玉県の「ライトマップル」はありません。

この後も、コンビニになるべく立ち寄って地図を探しましたが店頭になく、埼玉の地図がないままの状態が続きました。



常磐道・柏インターから18km。国道4号(新4号国道)との交差点が近づいてきます。
その前に県道との立体交差で、国道16号は陸橋で通過しますが、例のように自転車は陸橋を外れて下道との平面交差となります。
それだけならいいのですが・・・



この道は俺たちをどこに運んじゃうの!?
画像奥に見える16号と4号との交差点・庄和インターから離れていってしまいます。
この道は県道から国道16号に上る道・・・ではなく、新4号国道に合流する道でした。



4号線を逆走して、16号線に戻りました。


千葉県もそうでしたが、埼玉県の道路も自転車に冷たいようです。


庄和インターを通過して最初の青看。



ここで「川越」が初登場。そして「岩槻」も初登場です。
岩槻市って現在はさいたま市岩槻区だったはずですが、青看ではあえて掲載されています。
岩槻は東北自動車道の岩槻インターがある交通の要衝、そのため青看に距離を載せる意味があります。
でも、それだったら「さいたま」=浦和じゃなく「大宮」を青看に載せてくれよと言いたくなります。

そういえばこの青看、岩槻の部分だけ古いような気がします。
やはり浦和の陰謀によって「大宮」が「さいたま」に塗り替えられてしまったのでしょうか?


春日部市内を進み、庄和インターから2.5kmほどのところ。



小渕交差点で交差するのはまたも国道4号線ですが、こちらは日光街道
さきほどの国道4号とは違い、由緒正しき正統派ともいうべき道路です。

先ほどの陸橋とは違い、今度は平面交差・・・のように見えますが、国道16号の車道は地下を走っているという地下立体交差となっています。
いや~、こういうのが自転車にとってはいいんですよねぇ、無駄なアップダウンがないから。



春日部市内も、対岸の野田市のようにアップダウンはほとんどありません。
ただ、小さな川や水路を越える橋がいくつかありました。



柏では晴れていた空は、野田でだんだんと下り坂に。
埼玉県に入ってもすっきりと晴れることはなく、ついに小雨が降り始めました。

その間も埼玉の地図を求め、何軒かコンビニに立ち寄ったのですが、ついに遊びのない雨が降り始めます



滞在していたコンビニで急きょレインコートを購入することになってしまいました。



◆参考資料
ようこそ!もりのゆうえんちへ!  http://www.senyo.co.jp/morinoyuenchi/






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