鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

本土最東端の旅・最終章~帰還

2017-07-07 | チャリ旅


2 0 1 6 年 9 月 1 9 日 ( 敬 老 の 日 )

午 後 2 時 4 4 分

北 海 道 根 室 高 等 学 校



本土最東端・納沙布岬から、根室半島の太平洋側をチャリで進んできました。



本土最東端の高等学校北海道根室高等学校が現れ、根室市街に入りました。
本土最東端を訪ねる旅も、そろそろ終幕をむかえます。


私とレンタサイクル「黒雲」は、相変わらず北海道道35号・根室半島線を進んでいきます。

根室高校から少し進み、



道道35号は、この丁字路で右折します。
ちなみにこの丁字路を左折すると、日本最東端の駅JR東根室駅に行けます。
私はスルーしてしまいましたが(^_^;)



丁字路を曲がった先は、片側2車線の快走路がのびています。
国道14号ですら片側1車線という貧困な道路事情を抱えるF市民(当時)の私は、思わず羨望の眼差しを向けてしまいます。



数百メートル進んで、道道35号は左折。
ですが私はここで逆方向に進み、ちょいと寄り道をします。



大正町通という道を進むと、



大正公園ではなく明治公園に到着しました。


【今回の行程記録】



[A]本土最東端の高等学校・北海道根室高等学校 校門前  14時44分発
道道35号・根室半島線経由
[B]明治公園 第1駐車場  14時52分着

*所要時間 8分
*移動距離 約1.3km




レンガ造りのサイロが3基立っているサイロ広場へ足を運びました。
草地の広場では、根室男児がボール遊びに興じていました。



これら3基のサイロは、それぞれ根室市明治公園第1・第2・第3サイロ【国指定登録文化財】という名称で文化財指定されています。
高さ15メートル、直径約6メートルで、南側面に高さ1メートルの開口部が縦一列に4つ並んでいます。
北側に出窓を設けた、こけし状ファイニアル付き鉄板葺ドーム形屋根を冠します。(←なんのこっちゃ?)
国内最大級規模のレンガ造サイロなのだそうです。
(文化庁の文化財等DBの記述より)



明治公園は、北海道で2番目にできた官営牧場である根室牧畜場の跡地を利用しています。
大正時代に北海道練乳(現在の明治)の所有地となりました。
3基のサイロは、昭和の戦前に建てられたものだそうです。



明治公園を出て、道道35号に戻りました。



交通量はまばらですがなんと片側3車線!
国道14号やら国道296号やら県道8号やら、主要な一般道が軒並み片側1車線のF市に住む(当時)私は、軽いジェラシーを感じてしまいます。



広い3車線道路のまま、道道35号は終点へ。
日本最東の国道である国道44号(根釧国道)に変わります。



道道35号の終点である大正町1丁目・常磐町3丁目交差点
わが地元(当時)のF橋市には、人口は根室市の20倍以上ですが、こんな広々とした交差点なんてありません。
国道44号線にとっても、この交差点が終点となります。(東京に近い側の釧路が、国道44号の起点となります)



釧路までは123km、同じ根室市内の厚床まで32kmもあります。
今回のチャリ旅の終点・根室市観光インフォメーションセンターまでは、わずか300メートル。



進行方向右側を見ると、交差点から海へとまっすぐ下る道。
根室は海に囲まれた街ですが、市街地は高台にあるんですね。
そしてこの交差点のわきに、根室市役所があります。


【今回の行程記録】



[A]明治公園 第1駐車場  15時01分発
道道35号・根室半島線、国道44号線(根釧国道)経由
[B]本土最東端の市役所・根室市役所  15時10分着

*所要時間 9分
*移動距離 約1.3km




北方領土返還運動の旗振り役でもある根室市役所。



もちろん、「返せ!北方領土」のコールもございます。



市役所に立つ方向標
北方領土の方角と距離が掲げられています。
東京までは直線距離で約983km、遠くに来たもんだ~と感じてしまいます。



市役所の前に置かれているイカリは、輸送艦「ねむろ」の主錨だったそうです。
「ねむろ」は海上自衛隊大湊地方隊に編入されていたあつみ型輸送艦で、現在は除籍されています。



これまた市役所の前にある「ここに幸あり」の歌碑
私はこの歌を存じ上げなかったのですが、同タイトルの映画の主題歌で、作詞した高橋掬太郎(きくたろう)、作曲した飯田三郎がともに根室出身なんだそうです。
この歌は、いちおう北方領土とは関係ないようです。



根室市役所を発ちます。



国道44号を外れ、根室駅方向へ左折。
長さ100メートルほどの道道312号・根室停車場線に入ります。



本日ラストの返せ!北方領土です。



そして程なく、日本最東端の有人駅JR根室駅に到着しました。



駅のそばにある観光インフォメーションセンターで、「黒雲」を返したのでした。



【「黒雲」の行程記録】



[A][J]JR根室駅・根室市観光インフォメーションセンター  8時16分発
道道312号・根室停車場線、国道44号線(根釧国道)経由
[B]喫茶どりあん  8時23分着

[B]喫茶どりあん  8時46分発
道道35号・根室半島線経由
[C]ノツカマフチャシ跡  9時49分着
[D]ヲンネモトチャシ跡  10時56分着

[D]ヲンネモトチャシ跡・温根元漁港  11時26分発
道道35号・根室半島線経由
[E]納沙布岬  11時34分着

[E]納沙布岬  13時00分発
道道35号・根室半島線、道道989号・豊里歯舞線経由
[F]歯舞小中学校  13時45分着
道道989号・豊里歯舞線、道道35号・根室半島線経由
[G]北海道根室高等学校  14時44分着
[H]明治公園 第1駐車場  14時52分着

[H]明治公園 第1駐車場  15時01分着
道道35号・根室半島線、国道44号線(根釧国道)経由
[I]根室市役所  15時10分着

[I]根室市役所  15時14分発
国道44号線(根釧国道)、道道312号・根室停車場線経由
[A][J]JR根室駅・根室市観光インフォメーションセンター  15時17分着

*所要時間 7時間01分(移動時間 4時間28分)
*移動距離 約49km


「黒雲」さん、お疲れ様でした。






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