
そういえばひとっ風呂入りに谷地頭まで来たときは、この停留場をさっさと後にしたのでした。
市電が来るまでの暇つぶしに、停留場を検分するとしましょうか。

市電のどん詰まり@谷地頭。
電車はいったんどん詰まりまで進んでから、反対側のレールに進入する仕組みです。

湯の川行きの電車がやってきました。
運転手は感じの良いおねいさんでした。
電車は9時15分に出発。
始めは席に余裕のある車内も、十字街停留場を過ぎ、函館の市街地に差しかかるにつれ、満員になっていきました。
車内が混雑するにつれ、明らかに運行に遅れが出ている気配。
そんな中でも、乗客のおばあちゃんに対するおねいさん運転手の優しい接客。
私は人知れず癒されていました。
そんな私を悲劇が襲います。
それは函館競馬場前で、おっちゃん乗客がごっそり下りた後のこと。

駒場車庫前停留場で乗務員交代(T_T)
おねいさん運転手は電車を下りていき、代わって普通のおじさん乗務員が運転席に座りました。

10時01分、電車はほぼ定刻どおり終点・湯の川停留場に到着しました。
【今回の乗車記録】
函館市電 (DY17)谷地頭停留場 9時15分発
■2系統路線 湯の川行き
(DY1)湯の川停留場 10時01分着
*所要時間 46分
*移動距離 9.2km *運賃 250円
朝市、温泉ときて、次の目的地は、「コーヒールームきくち」。
水曜どうでしょう「対決列島 ~甘いもの国盗り物語~」の最初の対決地です。
「ミスターどうでしょう」鈴井貴之氏と「魔神」藤村忠寿ディレクターによる日本列島を舞台に繰り広げられた甘いもの早食い対決。
初戦は函館の甘いものということで、藤村Dはコーヒールームきくちのソフトクリーム早食い対決をセッティングしました。
ソフトクリームならミスターもそんなに苦手ではないし、藤村Dの日記によると初戦は勝ちを譲ってやるつもりだったようです。
対決の内容は、モカ・バニラ・ミックスの3本のソフトクリームを先に食べた方の勝ち。
ミスターと藤村Dは、店から約100メートル離れた橋の近くで勝負。
ミスター方は大泉さんが、藤村方はヤスケン(安田顕さん)が、それぞれ店でソフトクリームを買って持ってくるというものでした。
勝敗は・・・・・・あの天才が藤村Dの筋書きを見事に台無しにしてくれました。
というわけで、ここでもどうでしょう班が対決した場所で、同じものを食べます。
湯の川停留場からは、市電とは反対側の方向へと歩いていきます。

この先をさらに進んでいきます。
停留場の前の信号を右側に渡り、あとはひたすら道なりに進んでいきます。

ものの5分ほどで、「コーヒールームきくち」の黄色い看板が見えてきます。
きくちの立看板。

「函館といえば・・・ランキング!」で、きくちのソフトクリームが第10位にランクインしてました・・・んだそうです。
このアンケートに答えた人には、どうでしょうバカが多かったのでしょう。

正面に回ってきました。
黄色い建物と味のある店名板は、対決列島が放映された平成13年(2001年)当時のままです。
それでは入店してソフトクリームをいただこうかと思いましたが・・・
オーナー氏「ソフトクリームは外からの注文ですよ」
ソフトクリームは、自販機の並ぶ店の横から窓口ごしに買うことができるのです。モカ・バニラ・ミックスの3種類のソフトクリームは、いずれも260円です。
それではまずは1本目。

バニラソフト! うまい!
店頭の看板で「ジェラート風」とうたっているように、ひんやりとした味わい。
乳脂肪分はそれほど感じず、あっさりとしています。
これならペロリと1本食べることができます。3本食いもキツくはなさそう。
おなかの弱い私も、まずはひと安心?
あっさりと平らげ、お次はモカです。
2本目をオーダーして、店員のおばちゃんから手渡しされます。
おば「落とさないように気をつけてくださいね~」
私『どこかの誰かさんみたいにならないようにね(^^♪』
おば「あら~、そんな人もいましたわねぇwww」
そうして手渡されたモカソフト。

バニラは「きくち」のそばでいただきましたが、モカは場所を変えていただきます。
その場所とは、「きくち」さんからさらに歩き、

橋のたもとで右に曲がり、

美容院「びびっど」の脇にある草地。


これぞ函館ソフトクリーム対決の決戦地です。
ここでミスターと藤村Dは、ソフトクリームを3本食べきるわけです。

ちょっととけていますが、モカソフト、うまい!
さすがはコーヒールーム、モカの風味が見事にマッチしています。
あっさりした味わいで、苦もなく2本目を食べきりました。
「きくち」の方に戻っていきます。


「きくち」が面する北海道道100号・函館上磯線です。
この画角は・・・

このあたりにカメラを据え置いて、ソフトクリームを持って疾走する大泉さん、安田さんを撮影していました。
しかしこの道路上で、天才がやらかしたのです。


バス停があるため、歩道が少し狭くなり始めるこのあたり。
対決が始まり、川そばから疾走する大泉さんと安田さん。
そして最初に戻ってきたのは大泉さん、次いで安田さんでした。
窓口がひとつのため時間差ができてしまいますが、順調に食べるミスターを魔神・藤村Dが猛追してほぼ同時に2本目へ。
2本目も大泉さんが最初に戻ってきましたが、安田さんがなかなか戻ってこなかったのでした。
安田さん、なんとモカソフトを落としてしまったのです!
ミスターに勝ちを譲ってやるという魔神のシナリオはここで破たん。
魔神は「リズム食い」でミスターを猛追しますが、この差はいかんともし難く、惨敗。
ミスターは、北海道の面積である83,000ポイントをもぎ取ったのでした。
対決の地を細かく検分したところで、3本目のソフトクリームをいただく・・・つもりでしたが、おなかの弱い私は先のことを考えて、ここで終了することとしました。
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