鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

坂東33箇所霊場20番札所 西明寺・前編~道を歩いてどっこいしょ

2019-12-15 | 寺院仏閣


平 成 3 1 年 ( 2 0 1 9 年 ) 3 月 3 1 日 ( 日 )

午 前 7 時 3 9 分

栃 木 県 芳 賀 郡 益 子 町

真 岡 鐡 道 益 子 駅







益子駅から、焼き物の街・益子へ。
その前に、ここでも「城攻め」



西明寺城、攻略!
・・・というわけで、今回向かうのは西明寺城・・・ではありません。
「城」の字を削った、西明寺です。


西明寺は益子にある真言宗豊山派の寺院で、山号は独鈷どっこ、院号は善門院です。
坂東三十三箇所霊場第20番札所となっています。
奈良時代の天平年間(729年~749年)に行基によって開山し、紀有麻呂の開基によって創建されたといいます。
その後兵火によって何度も焼失しましたが、益子氏宇都宮氏の援助によって再建されました。





駅を出てまっすぐのびる通りを進み、突当りを左折。



栃木県道41号・つくば益子線を進みます。







益子焼の工房が建ち並ぶ、益子のメインストリート。



ちょっと目立たない所に立っている道しるべ。
西明寺への近道です。



要所要所に道しるべが立っているので、迷うことなく行けます。
向かうはあの山の上か・・・。



看板に導かれ、栃木県道262号・益子公園線へ。



県道のようには見えない、山村の田舎道ですね。



益子駅から約2.5kmのところで、路傍に「坂東第二十番霊場」の石標が見えてきました。
西明寺に到着!・・・ではなく、ここが上り坂の始まりです。
西明寺までは約600メートルほど。







進むにつれて傾斜はきつくなっていきますが、



(画像では見にくいですが)青看が見えてきて・・・



駐車場が見えてきたら、ゴールはもう少し。



最後のカーブを曲がると、



西明寺の境内に続く石段と、休憩所兼納経所である独鈷處どっこいしょが見えてきました。



ふぅ~、どっこいしょ。



【今回の移動記録】



真岡鐡道 益子駅 7時39分発
独鈷山西明寺「独鈷處」 8時31分着

*所要時間 52分
*移動距離 3.6km




午 前 8 時 3 1 分

独 鈷 山 西 明 寺 に 到 着


「独鈷處」は開錠されていて中に入れるのですが、照明はついておりませんでした。
ここでは手打ちそばをいただくことができるのだそうですが、その時刻は午前11時から午後2時までの間に限られるとのこと。
朝から何も食べないでここまで来ましたが、朝食はもうしばらくのお預けになりそうです。

「独鈷處」の隣りにある納経所も照明が灯っていませんでしたが、中には翁がいらっしゃいました。
翁にご朱印帳を提出すると、記帳しておきますので境内を拝観してから再び来るようにとのこと。
また本堂の中にも入れるというので、拝観させていただくこととしました。

ご朱印300円と本堂拝観料300円を支払い、境内へ。




「独鈷山西明寺」の石標が立つ、参道石段。
「独鈷山」の「独鈷」とは密教で用いられる仏具で、短い金属製の棒で両端が尖っているものをいうそうです。
山号の由来とはあまり関係がないのかな・・・?



参道の両側に立つのは、シイの大木です。
これらのシイは西明寺の椎林叢しいりんそう【栃木県指定天然記念物】として文化財指定されています。

西明寺はそれほど大きい寺院ではありませんが、文化財が多く存在する興味深いお寺なのです。



石段を上っていくと、重要文化財がふたつも見えてきましたよぉ~。



石段を上りきると楼門【国指定重要文化財】に出迎えられ、西明寺の境内へといざなわれます。







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