瑞龍寺を出て、再び八丁道を歩きます。
寒い雪の中を歩き回ったため、少し小腹が空いてきました。
事前に調べた「高岡コロッケ」なるものを食べたいと思っていました。
高岡に着いて相当時間もたっていますが、コロッケを売っている店には1軒も出くわしません。
八丁道沿いの土産物屋も、ソフトクリームは売っているようでしたがコロッケはありません。
「アイスクリームは冬に食べるのが一番おいしい」という持論を日頃展開している私といえど、風雪をもろに受けながらソフトクリームを食べられるほどの気力はありません。
そうしてただただ八丁道を歩いて、前田利長公墓所に着いてしまいました。
鳥居の先には水濠があり、墓所は水濠に囲まれています。
固く閉ざされた扉の隙間から垣間見る利長の墓。
武将の墓では日本一の規模を誇ります。
うっそうと茂る入口とは対照的に、中は意外と広くなっています。
風は弱まってきました。
中には観光客とおぼしき男がひとりだけ。
静寂の結界に、しばし物思いにふけっていきました。
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