鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

境線に乗ってみた・往路~ねこ娘列車

2020-07-26 | 鉄道の旅


令 和 元 年 神 無 月 廿 日 ( 日 )

午 後 五 時 五 十 分

鳥 取 県 米 子 市

J R 米 子 駅



米子城【国指定史跡】の登城を終えて、



JR米子駅に戻ってきました。

米子駅の真ん前にあって、夜になると緑色にきらめく横から見たハマグリのようなオブジェ。
とっても気になるこのオブジェは、(こめ)ッ子合掌像」という作品だそうです。
ハマグリではなく米粒を表していて、米子に来る人々を合掌して出迎える・・・という意味なのだとか。

米子駅前にはもうひとつのオブジェがあります。



これは・・・ジェットコースター???
そうではなく、「山陰鐡道発祥之地」の時計塔だそうです。
蒸気機関車が客車を引っ張って天駆ける・・・これって「銀河鉄道999」ですね。


さて駅ナカへ。
小腹が減ってきたということで、



米吾(こめご)という食事処へ。
大きく掲げられている「吾左衛門鮓」は屋号ではなく商標で、鯖、カニ、穴子などの押し寿司のようです。
この店舗は「米吾」の直営店で、当然ながら吾左衛門鮓も食べられるのですが・・・



券売機にたった2文字で書かれている「そば」に惹かれてしまい、そば(380円)を注文しました。



気になった「そば」は、のり1枚とねぎがまぶしてありました。
要するに、かけそばですね。



「そば」、うまい!

すなば&スタバ以来の食事。
ランチがそこそこ軽めだったので、このときはやや空腹ぎみだったのですが、夕食は港町の境港で食べようと考えていた私は、「そば」のみでごちそう様といたしました。
思えば、サバ寿し(2切320円)くらいは食べておけばよかったですね。



米子駅からの列車は、



18時30分発 境線 普通列車 境港行きです。

境線は米子駅を発し、中海の湾口を塞ぐ砂州である弓ヶ浜半島を縦断して港町の境港駅を結ぶ、長さ20km弱の短い路線です。
境線の終点・境港は、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるが幼少期を過ごした地。
これにちなんで、境線では「鬼太郎列車」が運行され、境線の各駅は愛称(副駅名)に妖怪の名が採用されています。



よにゃ~ご駅・・・
「ゲゲゲの鬼太郎」にねこ娘というのがいましたが・・・「よにゃ~ご」は妖怪ではありませんね。



境線が発着する0番線ホームにきました。



コンコースへと至る階段には、ねずみ男氏とともに「ねずみ男駅」の愛称が表示されています。
目玉のオヤジさんもいらっしゃいます。



私を妖怪の国境港へといざなう、ねこ娘列車がスタンバイしています。
近年のねこ娘さんはやたら可愛くなっておられますが、列車のねこ娘は古き良き時代?の画ですね。



ねずみ男駅の駅名標。
次はコロポックルですか。



そろそろ発車時刻。
一旦木綿さんに見送られ、ねずみ男駅を発ちました。




午 後 六 時 三 十 分

ね ず み 男 駅 を 発 車


境港までの短い路線ではありますが、列車は意外と混雑していました。
地元の方々が帰宅される時間帯だったのでしょう、お立ちの方もそれなりにいらっしゃいました。



ねこ娘列車の座席。
こちらのねこ娘さんは、やや近代化されていますね。


「皆さん・・・JR境線にようこそ・・・ゲゲゲの鬼太郎です・・・
父さんとねこ娘と一緒に、終点の境港までご案内します・・・」


あれ? 鬼太郎ってもっとハキハキしゃべってるイメージだったんですが・・・
現在の鬼太郎の声優は5代目で、沢城(さわしろ)みゆきさん。
私の知る鬼太郎の声の人は2代目で戸田恵子さん、アンパンマンの人です。

「米子駅は、『ねずみ男駅』って愛称名があるのよ」

ねこ娘さんの声優は、庄司宇芽香さん。
・・・・・・ごめんなさい、私はあまりアニメを見ないので、声優さんがどの作品の誰の声を担当しているか、よくわからないのです。

「これからワシらが終点まで各駅を紹介していくぞ。
楽しみにしておるのぢゃぞ」


悟空だ!
アニメに疎い私でもすぐにわかるこの声の主は、重鎮・野沢雅子先生。
田の中勇氏が他界された後をうけ、2代目の目玉の親父の声を担当されています。


「次は~ 博労町(ばくろうまち)~ 博労町です・・・」
「愛称名は、『コロポックル』です」

鬼太郎さんが、ちょいと弱弱しい声で駅名を案内。
次いでねこ娘さんが愛称名を案内していきます。
愛称名は、奇数番目の駅がねこ娘、偶数番目の駅が悟空目玉の親父の声となります。

「後ろのドアは、境港以外の駅では開きませんので、ご注意ください。
運賃、きっぷは、整理券と一緒に、運転席後ろの運賃箱にお入れください。・・・」


事務的な内容は、鬼太郎一味ではなくプロの方・・・いや鬼太郎一味もプロなんですけど・・・とにかくワンマン列車専門の方?の声となっています。





ねずみ男駅から8駅の砂かけばばあ駅
正式名称は大篠津町駅で、ここまでが米子市内。
この次の駅は米子空港駅(べとべとさん駅)ですが、米子市ではなく境港市となります。



砂かけばばあ駅から5駅、一反木綿駅
正式名は上道(あがりみち)
終点まであと2駅です。




午 後 七 時 十 四 分

キ ム ジ ナ ー 駅 発 車 後


「次は~ 終点の・・・境港~ 境港です・・・」
「愛称名は、『鬼太郎』です」
「ワシらの案内、楽しんでいただけたかのぅ。
また、会おう!」


鬼太郎さんたちのご案内のあと、おねえさんが事務的なことを言って、境線の往路は〆。
19時17分、

 

定刻どおり境港駅に到着しました。



ねこ娘列車から降りる、和服の女性。
なんとなく画になりますねぇ~。





境港駅の出口、そして妖怪の国の入口へと足を踏み入れます。



【今回の鉄道乗車記録】

JR西日本 米子駅(ねずみ男駅) 0番線 18時30分発
[C]境線 普通 ねこ娘列車 境港行き 1両ワンマン
境港駅(鬼太郎駅) 1番線 19時17分着

*所要時間 47分
*移動距離 17.9km
*運賃   秋の乗り放題パス使用(使用しない場合、330円)






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