「国道16号完全走破」の旅・2日目。
この日は大宮を出発、川越で寄り道し「日本一長い麩菓子」を手土産にして、八王子を回って横浜を目指していました。
ですが夏の太陽にやられてしまい、埼玉の入間で休止を余儀なくされてしまいます。
多摩川にかかる拝島橋まで到達したのは、すっかり日が沈んで時刻は午後7時を回っていました。
拝島橋の先には、不気味に暗い八王子の丘陵地帯が待ち受けていました。
国道16号は片側2車線のまま丘陵地帯を上り始め、
八王子市に入りました。
入間から出発して以来、コンビニにも寄らずノンストップで進んできたので、ここの茂みでちいさな用事を済ませます。
このあたりは八王子市の滝山地区。近くには滝山城址公園があります。
森林を切り通したような風景で、道沿いに建物は見当たらないのですが、散歩する人やジョギングする人をぽつぽつ見かけました。
戦国時代には北条氏康の二男・氏照が滝山城の城主を務めていました。
北条と武田の同盟が破棄されると、滝山城は武田信玄の猛攻を受けましたが、辛くも凌ぎきっています。
この滝山城攻防戦では、北条氏照と、信玄の四男・勝頼が一騎打ちをしたという伝承があります。
のちに氏照は、滝山城からより山深い八王子城へと移り、滝山城は廃城となりました。
拝島橋から滝山方面へ上っていく坂道はなかなか険しく、おりからの疲労もたまっていたので、ついに自転車を降り歩いて上りました。
市境で膀胱を空っぽにしたところで、今度は胃腸が空っぽである感覚に襲われました。
付近にはレストランがなさそうでしたが、地図を見ると道の駅・八王子滝山が近くにあったので、ここで食事をすることとしました。
長い坂道を下ったところにある左入橋交差点を右折し、500mほど進むと、広大な駐車場とともに道の駅が見えてきました。
日がすっかり暮れて、比較的山がちなところなのですが、歩行者がぽつぽつと見受けられました。
それも学生と思われる20代前後の若人。
道の駅八王子滝山。じつは東京都内唯一の道の駅なのだそうです。
そしてここの「駅長」なる人物は、かの文豪・芥川龍之介の孫にあたるとか。
道の駅八王子滝山は、日がすっかり暮れてしまっても普通に営業していました。
私の地元の道の駅は、午後6時を過ぎるとあっさりと営業が終了してしまうのですから、さすがは都内唯一の道の駅です。
道の駅にある食堂も営業中でした。店員は学生と思しき若者。
その若者が、妙に元気接客してきます(^_^;)
(私は必要以上にやる気のある人はとても苦手です)
滝山そば! チョイチョイ・・・・・・ズルズルズル~~うまい!
冷えっ冷えの田舎そばを、鴨肉、山菜、きのこが入った温かいつけ汁でいただきます。お値段は880円ナリ。
・・・・・・滝山そばよりも、この道の駅の、私が感じるある種の違和感。
元気のいいバイト学生。駐車場にたむろする学生と思われる者たち。
・・・・・・近くにある、あの大学と関係があるのだろうか?
ここでもトイレで用を足して、道の駅を後にしました。
ここの道の駅は冷房が効きすぎるよ(^_^;)
もとの左入橋交差点に戻りました。
交差点の所にある青看です。ここでは「相模原」と「八王子市街」が表示されています。
八王子市街はおそらく甲州街道までの距離だと思われます。
この交差点は、神奈川県境付近まで続く八王子バイパスとの分岐点でもあります。
今回はバイパスは通らず、一般道をひた走りました。
八王子バイパスとの分岐から1kmほどで、中央自動車道・八王子インターに差しかかりました。
中央道に入るには一般道の国道16号を通らねばなりません。八王子バイパスからは中央道に入れません。
が、高井戸からの車は、八王子バイパス(第1出口)にも一般道(第2出口)にも下りられます。
さて自転車にとっては・・・横断歩道を使って難なく通過できます。
八王子インターは自転車にやさしいです(#^.^#)
八王子インターを過ぎ、500m以上進んだところの青看。バックに見えるのは中央自動車道の高架です。
ここで「横浜」が初登場です。
横浜まで44km、このままでは横浜到着は午前1時過ぎになりそうな情勢。
中央自動車道の高架をくぐると、1km弱の片側1車線区間があります。
上り坂&歩道狭い&草茂み気味です。
多摩川の支流・浅川を渡ると、ふたたび片側2車線の道路となり、八王子の中心部へ。
夜だというのに歩行者も多く、なかなかの活気です。
国道20号甲州街道との交点である八幡町交差点に到着しました。
国道16号はここで左折し、500mほどの間、国道20号との重複区間を進みます・・・・・・が。
私は鬼ヅモ同好会の麻雀に参加すべく、
早々に横浜に入ったのでした。
◆参考資料
道の駅八王子滝山 http://www.michinoeki-hachioji.net/
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