鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

函館本線の旅・第1章~鹿部はこっちだ

2017-03-18 | 鉄道の旅


2 0 1 6 年 9 月 1 7 日 ( 土 )

午 後 1 時 1 8 分

函 館 市 五 稜 郭



★から出ると、時刻は午後1時を回っていました。
そろそろランチが食べたくなる頃です。



五稜郭を訪れる前に、目をつけておいた「ラッキーピエロ」五稜郭公園前店
函館を発つ前に、短時間で食べられて、しかもウマイ!ものといえば「ラッピ」のハンバーガーと考えていましたが、さすがは函館最強のハンバーガーチェーンです。
ランチタイムもそろそろ終わりだというのに、満席と思われる混雑っぷり。



五稜郭でのランチは早々に見切りをつけ、市電で函館駅へと向かいます。
市電も相当の混雑っぷり・・・ですが、なぜか優先席だけ空いています。
優先席のそばで立っていた高校生♂連中もかたくなに着席することを拒絶。
後ろの乗客を下ろすために誤って座ってしまったひとりを、ほかの連中がからかう始末です。
「いいか~、混雑している電車で空席に座らないのは、むしろマナー違反なんだぞ~」と説教してやる度胸はなく、市電はそのまま函館駅前停車場に到着しました。



【今回の乗車記録】

函館市電 (DY09)五稜郭公園前停留場 13時34分発
5系統路線 函館どっく前行き
DY17)函館駅前停車場 13時54分着

*所要時間 16分
*移動距離 3.0km  *運賃 230円




午 後 1 時 5 6 分

J R 函 館 駅 前




朝市で食事をして以来、約5時間ぶりにJR函館駅に戻ってきました。

これから乗る列車の発車時刻は、14時31分。
約30分間に、ランチをとり、コインロッカーから荷物を回収しなければなりません。



混雑する市電の中、スマホさんで場所を調べた「ラッキーピエロ」函館駅前店は・・・さきほど以上の混みっぷり。
ハンバーガーにありつくまでに、列車が発車してしまいそうです。
早々にあきらめ、駅ナカで食事をとることとしました。



函館塩ラーメン、うまいっ!
駅ナカにある「麺厨房 あじさい」函館駅店味彩塩拉麺(750円)をいただきました。
「あじさい」は五稜郭に本店を構える、函館でも人気のラーメン店のようです。
そういえば、五稜郭でやたらと混雑しているラーメン屋さんを目撃したような・・・?
味はあっさりとした王道的なもので、安定的においしかったです。

少々急ぎ気味に塩ラーメンを食べ、コインロッカーから荷物を回収して、いよいよ函館を発つときは来ました。



この日は、函館観光を楽しんだのちは、函館を出発しひたすら列車に乗るだけ。
そして宿泊地は、札幌の南、太平洋に面した工業都市・苫小牧です。



この日最初の列車(電車ではない!)は、14時31分発 函館本線 普通列車 長万部行きです。
発車標には「長万部」の次に「鹿部経由」とあります。



3番線に入線している列車。函館市民は「汽車」というんでしたね。
車両はキハ40形というものだそうです。

 

列車の方向板は手差し式。その下には「キハ40」とありますね。
車両は2両編成で、前の車両が長万部行き、後の車両は途中の森止まりです。
そして小さく「砂原経由」とあります。


私は苫小牧に向かうので、長万部まで行く前寄りの車両に乗車。
そして進行方向右側、方角で東側の席に座りました。




午 後 2 時 3 1 分

函 館 本 線 北 上 の 旅 が 始 ま る


14時31分、「汽車」は定刻どおりに函館駅を発ちました。

この旅に出る約2か月前の平成26年台風10号「ライオンロック」で、北海道の鉄道網は大きなダメージを受けました。
乗車した函館本線は倒木500本という被害を受け、運休を余儀なくされていました。
ですが函館本線は、旅客営業だけでなく貨物列車にとっても重要な路線。
JRはその復旧を急ピッチで行い、この日は何の支障もなく苫小牧まで進むことができるわけです。


さてさて、初めて路線恒例の「難読駅名クイズ~」♪

(1)七飯
(2)掛澗
(3)落部
(4)野田生
(5)国縫
(6)長万部


「長万部」はかえって有名になっちゃって、難しくないかもしれませんね。


函館から4駅目。

 

七飯(ななえ)駅です。
七飯駅の次は、新函館北斗駅大沼駅??
北海道新幹線が停まる新函館北斗を飛ばす列車がある・・・?


  ここで道南の地図を見てみましょう。
  函館本線は七飯、大沼と森の間で8の字を描くような路線になっていることがわかります。

  まず北側の大きな円。
  こちらは西側の短いほうが本線、東側の遠回りが砂原支線です。
  円の中央にあるのが、駒ヶ岳(蝦夷駒ヶ岳)
  遠回り路線は、駒ヶ岳の山すそを通る傾斜の急なルートを迂回するために敷設された路線なのです。

  南側の小さい円。
  こちらも西側が本線。
  東側は藤城支線と呼ばれます。
  この支線も傾斜の急なルートを回避するためにできたのですが、傾斜が急なのは北へ向かう下り線だけ。
  藤城支線は下り線のみが通るという、変わった路線となっています。




そして・・・



列車は新函館北斗駅へ。
すなわち藤城支線ではなく本線を通ったのですね。

なだらかな平地を進んでいた函館本線はこう配の急な難所に差しかかり、



仁山駅へ。
ここは急こう配の途中に設けられた信号所で、のちに駅に昇格したところです。

難所の仁山を越えた列車は、

 

8の字の結び目にあたる大沼駅に到着。
ここの駅名標は、下り線の次の駅が「いけだえん/おおぬまこうえん」となっています。
すなわち本線と砂原支線の分岐駅というわけです。
駅名標の上りの次の駅は「にやま」のみ・・・上り線は藤城支線を進まないためです。




鬼の指さす鹿部方面を進んでいきます。
私は相変わらず進行方向の右側の席に座っていましたが、左側に大沼国定公園の景色が現れました。
本格的な一眼レフを構えたおっちゃんがバッシバシ大沼の景色を撮影、私は席に座ったまま何もできませんでした(T_T)



森林豊かな山地を進んでいきます。



木々が間近に迫る中を列車は進んでゆき、大沼駅から4駅の鹿部駅に到着しました。



し か べ。



し か べ

し か べ

し か べ




し か べ
し か べ

し か べ

しかべ SHIKABE




しかべ SHIKABE

し か べ

鹿部駅


以上、鹿部駅でした。


鹿部駅を出ると、またも森の中を進む函館本線。
珠玉の駅紹介が続きますよ~。



鹿部の次は、渡島沼尻駅



渡島砂原駅
渡島砂原の次は、掛澗(かかりま)駅です。



森の切れ目から海が見えてきました。



尾白内駅
スーパーハウスを駅舎にしちゃった感じですが、味がありますね。



東森駅を過ぎると、森を完全に抜け・・・いや森町を抜けたわけじゃないのですが(^_^;)・・・とにかく、



内浦湾のすぐそばを進みます。



海に突っ立っている石碑、明治天皇御上陸地の碑です。
明治14年(1881年)の北海道御巡幸で室蘭から渡海され、当時存在した森さん橋に上陸されたのだそうです。



石碑のすぐそばに、森駅はありました。



も   り です。

この列車は、前の車両が長万部行きで後ろの車両が森止まりです。
森駅で車両の切り離しがあるため、停車時間は約30分とかなりの長さ。
停車時間を利用して森駅を散策すべく、いったん列車を出たのでした。



あ、難読地名クイズ(3)~(6)の答えが出てませんねぇ~、続きは次回で。






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