ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

問題は・・・

2006年06月08日 | 時事
世界第2位の多国籍企業である外資系エレベータ会社がマスコミで大分叩かれてます。事故が起き、犠牲者が出たのだから当然と言えば当然です。
事故のあったマンションの住民への説明会にメーカーとして出席しないことを批判されました。
本社のどなたかが、責任は管理会社と区にあると言って一層非難されました。
日本だけでなく、世界中でこの会社のエレベータの不具合情報が出てきているようです。
日本では公的機関での採用比率が高く、それは入札に競合が付いていけないような低価格で応札したためと指摘されています。

ここにマスコミの一つのシナリオが見えてきます。
安全よりも利益、効率を優先した商品で、世界中に不完全な商品を売り捲って巨大化した多国籍企業の悪行がここでついに露呈した・・・

限られた情報からの見方ですから間違っているかもしれませんが、こういったシナリオを軸に、そこに都合の良い記事だけを積み重ねていくことでマスコミは大好きな絶対正義の立場に立てるんです。

オヤジは、何が起こったのか、そしてそれまでに何が起きていたのか、その時に管理会社は本当にやるべき仕事をしていたのだろうかという方に関心がありますが、あまり報道されているようには感じません。

管理はただの運行管理だけだったのか、そうではないはずです。安全管理としては、不具合があれば点検し、構造上疑義があればエレベータ会社に調べさせ直させるようなことをキチっとやっていたのか。その上でエレベータ会社の対応に問題があれば当然叩かれるべきとは思います。

現段階で報道から得られている情報からは、なんかそこがおざなりで、単純な悪徳多国籍企業タタキに終始しているように感じてなりません。
コメント
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