<野外音楽堂に音無し 5年間利用ゼロ 台原森林公園>
河北新報 http://www.kahoku.co.jp/ 2009年8月2日
仙台市青葉区の台原森林公園の野外音楽堂が、雑草が生い茂ったまま「見捨てられた」状態になっている。立ち見で最大2000人の観客を収容できる施設だが、過去5年の利用回数はゼロ。市民から忘れ去られたのか、年内の利用申し込みも1件もない状況だ。
公園を管理する青葉区役所公園課によると、音楽堂は1980年、森林公園造成時に建設された。地形の傾斜を利用したすり鉢状の構造で、建設費は約2000万~3000万円と最小限に抑えたという。当初は「自然の中で音楽を楽しむ環境の整備」(公園課)を狙った。
音楽堂が全く使われていない状況について、青葉区公園課は「90年代ごろから利用が減ってきた。今では存在自体、市民にあまり知られていないようだ。予約が入れば、いつでも草を刈る準備はある」と説明する。
音楽堂は、約140平方メートルのコンクリート造りのステージと、扇形に広がる観客席、照明設備を完備する。利用料は手ごろで午前9時から午後5時まで、午前は600円、午後は1000円を区役所窓口で支払えば、誰でも利用できる。
しかし現在、照明設備は故障したまま放置され、観客席の芝生は雑草がひざに達するほど伸び放題、クモの巣が張り、バッタが跳びはねているありさまだ。「音楽を楽しむ環境」とは程遠い荒廃ぶりだ。
台原森林公園は地下鉄旭ケ丘駅と台原駅に隣接。音楽堂は台原駅から徒歩約20分、公園内の南側にある。
市内には勾当台公園(青葉区)にも音楽堂があり、台原森林公園とは対照的に、週末は予約がいっぱいという。
青葉区公園課は「利用を促すには屋根を備えたり、観客席にイス席を設置したりするなど整備が必要。だが、今の財政状況では娯楽文化施設に予算が回りにくい」と、新たな投資には慎重な姿勢だ。
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かなりのローカルねたですが、オヤジが休日に時々散歩に行く公園でして、この公園には大抵南側の入口から入るので、入ってすぐ右手にあるのは知っていました。
確かに朽ち果てているという印象で、一体だれがココで演奏するんだろ・・・と思っていました。
それにしても5年間一切使われていなかったとは・・・
予約が入れば草を刈ると言いますが、使う側からすれば、普段の整備状況を見て使うかどうかを判断するのが普通ですから、草ぼうぼうで朽ち果てた感じだと使ってみようとは思わないでしょう。それが5年間の事実です。
オヤジがさらに驚いたのには、あの朽ち果て感のある(画像が無いと判りにくくてスミマセン。)野外音楽堂(音楽堂?というより広場ですな。)の造成に最小限の費用と言っても2000万~3000万円の税金が投じられているということ。
これが本当のムダ。
最小限とはいえ、最初から舞台上に屋根は必要だと思いますけどね。
むしろ照明設備がいらない。森林公園なんだから昼間専門と割り切って、屋根のある舞台で多少の雨でも決行できるようにした方が良かったんじゃないでしょうか。
まあ、今更言うのは評論家的でズルいかもしれません。
勾当台公園とは地下鉄で10分ほどの距離ですが、それでも仙台にとっては郊外のおまけに鬱蒼とした森林公園の中ですから、勾当台公園と同じようにはいきません。台原駅から新聞には徒歩20分と書いてありますが、実際には10分くらいです。意外と近さも知られていないと思います。
でも、この記事になったのが良いキッカケ。
楽都を標榜する仙台ですから、活用方法に向けて動きが起こると良いと思います。
それにしても今日の仙台は午後から冷えてきました。真夏の格好で窓を開けて昼寝をしていたら、肌寒くて目が覚めてしまいました。
河北新報 http://www.kahoku.co.jp/ 2009年8月2日
仙台市青葉区の台原森林公園の野外音楽堂が、雑草が生い茂ったまま「見捨てられた」状態になっている。立ち見で最大2000人の観客を収容できる施設だが、過去5年の利用回数はゼロ。市民から忘れ去られたのか、年内の利用申し込みも1件もない状況だ。
公園を管理する青葉区役所公園課によると、音楽堂は1980年、森林公園造成時に建設された。地形の傾斜を利用したすり鉢状の構造で、建設費は約2000万~3000万円と最小限に抑えたという。当初は「自然の中で音楽を楽しむ環境の整備」(公園課)を狙った。
音楽堂が全く使われていない状況について、青葉区公園課は「90年代ごろから利用が減ってきた。今では存在自体、市民にあまり知られていないようだ。予約が入れば、いつでも草を刈る準備はある」と説明する。
音楽堂は、約140平方メートルのコンクリート造りのステージと、扇形に広がる観客席、照明設備を完備する。利用料は手ごろで午前9時から午後5時まで、午前は600円、午後は1000円を区役所窓口で支払えば、誰でも利用できる。
しかし現在、照明設備は故障したまま放置され、観客席の芝生は雑草がひざに達するほど伸び放題、クモの巣が張り、バッタが跳びはねているありさまだ。「音楽を楽しむ環境」とは程遠い荒廃ぶりだ。
台原森林公園は地下鉄旭ケ丘駅と台原駅に隣接。音楽堂は台原駅から徒歩約20分、公園内の南側にある。
市内には勾当台公園(青葉区)にも音楽堂があり、台原森林公園とは対照的に、週末は予約がいっぱいという。
青葉区公園課は「利用を促すには屋根を備えたり、観客席にイス席を設置したりするなど整備が必要。だが、今の財政状況では娯楽文化施設に予算が回りにくい」と、新たな投資には慎重な姿勢だ。
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かなりのローカルねたですが、オヤジが休日に時々散歩に行く公園でして、この公園には大抵南側の入口から入るので、入ってすぐ右手にあるのは知っていました。
確かに朽ち果てているという印象で、一体だれがココで演奏するんだろ・・・と思っていました。
それにしても5年間一切使われていなかったとは・・・
予約が入れば草を刈ると言いますが、使う側からすれば、普段の整備状況を見て使うかどうかを判断するのが普通ですから、草ぼうぼうで朽ち果てた感じだと使ってみようとは思わないでしょう。それが5年間の事実です。
オヤジがさらに驚いたのには、あの朽ち果て感のある(画像が無いと判りにくくてスミマセン。)野外音楽堂(音楽堂?というより広場ですな。)の造成に最小限の費用と言っても2000万~3000万円の税金が投じられているということ。
これが本当のムダ。
最小限とはいえ、最初から舞台上に屋根は必要だと思いますけどね。
むしろ照明設備がいらない。森林公園なんだから昼間専門と割り切って、屋根のある舞台で多少の雨でも決行できるようにした方が良かったんじゃないでしょうか。
まあ、今更言うのは評論家的でズルいかもしれません。
勾当台公園とは地下鉄で10分ほどの距離ですが、それでも仙台にとっては郊外のおまけに鬱蒼とした森林公園の中ですから、勾当台公園と同じようにはいきません。台原駅から新聞には徒歩20分と書いてありますが、実際には10分くらいです。意外と近さも知られていないと思います。
でも、この記事になったのが良いキッカケ。
楽都を標榜する仙台ですから、活用方法に向けて動きが起こると良いと思います。
それにしても今日の仙台は午後から冷えてきました。真夏の格好で窓を開けて昼寝をしていたら、肌寒くて目が覚めてしまいました。