今日もまた雨の仙台。
こういう時は無駄に出歩かず家でノンビリするに限ります。そこでレンタルしていたDVD、1956年の日活映画「神坂四郎の犯罪」を観ました。
最近、この時代の邦画にハマっているオヤジです。
あらすじはこの辺りを読んでいただければと思いますが、時は折しも芸能界の麻薬に関わる事件が続いて、まさに誰の証言が真実なのかが注目されている時だけに我ながらタイムリーでした。
所謂法廷を舞台とした映画で、この時期の邦画にしては長編の111分の作品ですが、互いの証言が食い違う、緊迫感に満ちた作品で、全く飽きること無く最後まで視ることができました。
それぞれがそれぞれの立場で証言し、それに従って映画の上でドラマが進行してきます。同じシーンでも全く異なる視点からのシーンとしてそれぞれ演じられ、まるで芥川龍之介の「藪の中」状態。これも「羅生門」という映画の名作になっておりますが、「真実」とは何ぞや、「客観」とは何ぞやというのは、時代を超えた人間にとって大きなテーマであります。
表に出ている事実と出ていない事実、またその事実を受け止める視点の差、麻薬事件もこの点がチラチラと報道されて見えてきています。
そして、選挙も控えて日曜恒例の各放送局での討論番組では、政治屋さんのそれぞれの立場で自らの正当性と相手方の欺瞞の中傷合戦も花盛りです。
我々は「真実」でもなく「客観」でもない、自らを信じ、自らの主観で判断するしかないでしょう。
それにしても太陽が恋しいですな。
立秋過ぎたら、梅雨ではなく秋雨になるんでしょうかね。。。
こういう時は無駄に出歩かず家でノンビリするに限ります。そこでレンタルしていたDVD、1956年の日活映画「神坂四郎の犯罪」を観ました。
最近、この時代の邦画にハマっているオヤジです。
あらすじはこの辺りを読んでいただければと思いますが、時は折しも芸能界の麻薬に関わる事件が続いて、まさに誰の証言が真実なのかが注目されている時だけに我ながらタイムリーでした。
所謂法廷を舞台とした映画で、この時期の邦画にしては長編の111分の作品ですが、互いの証言が食い違う、緊迫感に満ちた作品で、全く飽きること無く最後まで視ることができました。
それぞれがそれぞれの立場で証言し、それに従って映画の上でドラマが進行してきます。同じシーンでも全く異なる視点からのシーンとしてそれぞれ演じられ、まるで芥川龍之介の「藪の中」状態。これも「羅生門」という映画の名作になっておりますが、「真実」とは何ぞや、「客観」とは何ぞやというのは、時代を超えた人間にとって大きなテーマであります。
表に出ている事実と出ていない事実、またその事実を受け止める視点の差、麻薬事件もこの点がチラチラと報道されて見えてきています。
そして、選挙も控えて日曜恒例の各放送局での討論番組では、政治屋さんのそれぞれの立場で自らの正当性と相手方の欺瞞の中傷合戦も花盛りです。
我々は「真実」でもなく「客観」でもない、自らを信じ、自らの主観で判断するしかないでしょう。
それにしても太陽が恋しいですな。
立秋過ぎたら、梅雨ではなく秋雨になるんでしょうかね。。。