ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

子供に限った話ではない

2009年08月28日 | 時事
<子供たちの課題浮き彫り 全国学力テストの結果公表>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年8月27日

 文部科学省は27日、小学6年と中学3年を対象に4月に実施した全国学力テスト(学力・学習状況調査)の結果を公表した。都道府県別の正答率では秋田、福井などが引き続き上位となる一方、大阪が小学6年の算数で順位が顕著に上昇するなど、自治体の成績向上への取り組みが反映された。過去2回のテストと合わせて分析した結果、「自分の考えを資料の情報を引用しながら、与えられた条件で書くことが苦手」など、子供たちの課題が明確になった。

 知識中心のA問題では、小6のローマ字の読み書きなどに弱点があり、活用力中心のB問題では、電気代など日常的なことを一次関数の問題としてとらえることや、与えられた複数の条件を整理してすべてを満たす結論を導くことなどが苦手と分析された。

 平均正答率は中学国語Aで77%など多くの科目で上昇したが、文科省は「解答時間内に解かせるため、問題量を減らした」と説明、学力向上を直接的に示すものではないとしている。

 学習環境などのアンケートでは、正答率の低い子供が昨年より減った学校では、私語の禁止など規律維持を徹底したり、国語の宿題を与えているケースが多かった。携帯電話を毎日使っている子供は昨年より減少し、家で携帯使用の約束ごとを守っている子供が正答率が高い傾向があった。

 文科省は結果とともに、課題克服のための「授業アイデア例」を各学校に配布し、テストの一層の活用をうながす。
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日本の繁栄を願い考えるのであれば、学力は向上させなければいけない重要な要件の一つだと思います。そのための課題を明確にし、課題解決に向けて取り組もうという動機づけとして、そしてまたその結果の検証として、有用な一つの手段だと、オヤジは受け止めています。

とかくサヨク的な悪平等主義や、生徒を評価しても自らは評価されたがらないダメ教育関係者からは評判が悪いようですが、向上心の源泉の一つは間違いなく競争心だと思います。人間も生き物である以上、競争、序列を排除した中で活力はそうそう生まれないのです。

また、記事の中で例示されていますが、「自分の考えを資料の情報を引用しながら、与えられた条件で書くことが苦手」というのは決して小中学生に限った話ではありません。
年寄りの冷や水かもしれませんが、オヤジから見ると所謂若手社員と言われる世代にも同じ傾向が散見されます。

そもそも「自分の考え」自体、曖昧だったり、持っていない場合が多い。結局「考え」を持つ基盤となる知力、学力の脆弱さに起因しているのではないでしょうか。
こういった人たちが周りの雰囲気や巧みな扇動に流されて、「自分の考え」も無く、でも「自らは考えているのだと勘違い」して物事を判断したり、決断したりすることは実は恐ろしいことです。

明後日が投票日。そんな無防備で無責任なノンポリがマジョリティとして流れを歪めなければと憂慮しています。
コメント
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