<空港どうなる、地方やきもき 日航が路線縮小検討>
日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/ 2009年11月4日
経営再建中の日本航空が多くの地方空港撤退を検討していることを受け、地元の関係者に波紋が広がっている。日航1社が就航する長野県の松本空港や、緊急時の移動手段などとして利用される北海道の奥尻空港などでは「不採算の理由だけでやめないで」と悲痛な声が上がる。公共交通機関としての役割を維持しつつ、不採算路線の撤退も求められる“綱渡り再建”の難しさが浮かび上がっている。
日航は9月、松本、静岡、メキシコなど国内外50路線の廃止計画を策定。現在、公的機関の「企業再生支援機構」に支援を要請し、計画の再度見直しを進めているが、多くの空港から撤退するのは確実とみられている。
-------------------------------------
地方の実情も切実だということは理解できます。
でも、「不採算の理由だけでやめないで」というのは、公共交通機関とはいえ民間企業に対して無茶な要求でしょう。結局その穴埋めは利用者だけでなく、業績悪化によって投資家や、最後には税金で国民全体が負担を強いられるワケです。
不採算がダメなら、どんな理由だったら止めていいんでしょ?
倒産するしかないってことです。不便を強いられる面はありますが、企業としての出直しをすることで最低限の経済原則は守られます。
地方の声、ハコモノ行政に浸ってきた弱さというか、作るまでは一生懸命だけど、作ってから後に想定人員の利用を実現するシクミがあまりに他力本願でお粗末ではないでしょうか。
昨日も触れましたが、作る時、完成した直後は華々しいんですけどね。
日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/ 2009年11月4日
経営再建中の日本航空が多くの地方空港撤退を検討していることを受け、地元の関係者に波紋が広がっている。日航1社が就航する長野県の松本空港や、緊急時の移動手段などとして利用される北海道の奥尻空港などでは「不採算の理由だけでやめないで」と悲痛な声が上がる。公共交通機関としての役割を維持しつつ、不採算路線の撤退も求められる“綱渡り再建”の難しさが浮かび上がっている。
日航は9月、松本、静岡、メキシコなど国内外50路線の廃止計画を策定。現在、公的機関の「企業再生支援機構」に支援を要請し、計画の再度見直しを進めているが、多くの空港から撤退するのは確実とみられている。
-------------------------------------
地方の実情も切実だということは理解できます。
でも、「不採算の理由だけでやめないで」というのは、公共交通機関とはいえ民間企業に対して無茶な要求でしょう。結局その穴埋めは利用者だけでなく、業績悪化によって投資家や、最後には税金で国民全体が負担を強いられるワケです。
不採算がダメなら、どんな理由だったら止めていいんでしょ?
倒産するしかないってことです。不便を強いられる面はありますが、企業としての出直しをすることで最低限の経済原則は守られます。
地方の声、ハコモノ行政に浸ってきた弱さというか、作るまでは一生懸命だけど、作ってから後に想定人員の利用を実現するシクミがあまりに他力本願でお粗末ではないでしょうか。
昨日も触れましたが、作る時、完成した直後は華々しいんですけどね。
