ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

「椿姫」を観ながら

2015年07月20日 | 音楽
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2015 「椿姫」に行ってきました。

好演でした。今日のヴィオレッタ役 テオナ・ドヴァリはとてもチャーミングでした。
第3幕のデュエット「パリを離れて」も泣けました。

19世紀パリの上流階級社交界を舞台にした悲恋の物語です。

公演プログラムに舞台となった19世紀パリの上流階級の結婚観、「高級娼婦」の位置づけなどが詳しく解説されていました。

その当時の情勢、価値観、社会習慣などの理解があって、初めてこの歌劇の登場人物の心の動き、物語の展開、そして原題「道を踏み外した女」の意味が理解できました。

今の時代ではないものを語るとき、あるいは考える時に、当時の情勢、価値観を理解することの大事さを改めて感じました。

そんなことは当たり前だと言われそうですが、意外と今の価値観で歴史を語っていることが多いように思います。

オヤジが生きているこの半世紀ですら、世界情勢、世の中の価値観は決して同じではありません。


コメント
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