小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

京都の紅葉、関東の紅葉 京都の紅葉最終編ー4

2010-12-07 23:28:13 | 旅行
京都の紅葉最終編ー4

12月5日(日曜日)
昨日、行きそびれた、安楽寺にゆきました。法然院のすぐそばです。
桜の季節、つじの季節、紅葉の季節に特別に公開されます。初めておとずれました。



ここも山門とそこへ続く参道が魅力的です。







この道を見て、なんとなくよいお寺とおもうでしょ。その通り、とてもよいお寺でした。



ここのつつじもきっとすてきでしょうね。また来ようとおもいました。









お堂で、このお寺に関する説明がありました。浄土宗の元祖、法然上人の弟子、住蓮上人と安楽上人がこのあたり鹿ケ谷草庵を作ったことが始まりです。お話しの中から3つだけ書きます1、後鳥羽上皇の女官、松虫姫と鈴虫姫姉妹が出家を希望してこの寺に駈け込み、住蓮上人と安楽上人がこれを認めた為に、後鳥羽上皇が怒って、二人の上人を打ち首にしてしまったこと。一度断ったのに、姫たちの嘆願に心を動かしたのが運のつきといおうか、ありがたいお心といおうか、この判断はむずかしいところ。二人をかってに出家させれば、打ち首ということは予想できたはず。神に従うか、時の権力者に従うか? この二人の姫は自害したという説もあるが、実際は瀬戸内海の生口島の光明坊に移り、余生を送ったことがわかった。2、法然上人、親鸞聖人いずれも流罪となる。浄土宗の大衆仏教が上層部の目の敵となったということ。法然上人が流刑から戻って住蓮山安楽寺と名付けた。
3、鹿ケ谷の特産であるヒョウタン型のカボチャがあり、7月25日に鹿ケ谷カボチャ煮炊きしたものを参拝者にふるまう鹿ケ谷供養という催しがある。
静かなこの寺にきざまれた歴史は、なるほど、心にしみます。



人のいないこの山門を撮ろうと20分くらいじっと待ちましたが、だめでした。あきらめました。



出口側から撮っても、もっと人がいます。



再び哲学の道にもどって、南禅寺に向かいます。





コメント
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