京都の道 その2 東大路ー6
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この苔の空間は何の作為もない四角い空間ですが、<解脱の世界>がそこはかとなく表現されています。
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本当に能舞台なのでしょうか、ここで能が演じられるのでしょうか。薪能が演じられたら、それはこの世とは思えない空間を作り上げるでしょう。
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入口にある2本の大きな楠の木は、このお寺が並々ならぬ、解脱したお寺であることを物語っています。
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ほんの少し、青蓮院の春を御紹介しましょう(2010-4-10)。
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さて時をもどしましょう。
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青蓮院の斜め向かいにある、古美術品、民芸品、焼き物のお店、<かくれんぼ>です。ここのおかみさんといろいろお話をしました。非売品と書いてある、古そうな陶器が魅力的で、ひびが入っているので、当方にも買える値段かも知れないと、売ってくださいとお願いしましたが、どうしてもこれはだめですと断られました。割れた陶器はいっぱいありますから、ただで持って行ってくださいといいます。五条坂では割れた陶器を1000円くらいで売っていますよといったら、割れたものを売るのは、意に反するといいます。それでは何か買ってついでに割れた陶器をいただきましょうといって、1000円のぐい飲み(本当は茶器)を買いました。これは、本当は500円位の価値しかありませんが、500円儲けさせてくださいといいます。正直なおかみさんです。たしかに物は古いが、よくある、昔の普及品です。結局1000円で、ぐい飲み一つと割れた鉢と小皿を一個ずついただきました。かなり雑にボンドで貼ってあるので、見た目はすこぶる悪いですが、また骨とう品のコレクションがふえました。損したのか、得したのか、わずか1000円の話で、細かくてすみません。でも、<かくれんぼ>のおかみさんがどんな方かわかって、きっとまたここを訪ねるに違いないと確信しました。
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<全部で1000円のお買いもの>
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この苔の空間は何の作為もない四角い空間ですが、<解脱の世界>がそこはかとなく表現されています。
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本当に能舞台なのでしょうか、ここで能が演じられるのでしょうか。薪能が演じられたら、それはこの世とは思えない空間を作り上げるでしょう。
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入口にある2本の大きな楠の木は、このお寺が並々ならぬ、解脱したお寺であることを物語っています。
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ほんの少し、青蓮院の春を御紹介しましょう(2010-4-10)。
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さて時をもどしましょう。
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青蓮院の斜め向かいにある、古美術品、民芸品、焼き物のお店、<かくれんぼ>です。ここのおかみさんといろいろお話をしました。非売品と書いてある、古そうな陶器が魅力的で、ひびが入っているので、当方にも買える値段かも知れないと、売ってくださいとお願いしましたが、どうしてもこれはだめですと断られました。割れた陶器はいっぱいありますから、ただで持って行ってくださいといいます。五条坂では割れた陶器を1000円くらいで売っていますよといったら、割れたものを売るのは、意に反するといいます。それでは何か買ってついでに割れた陶器をいただきましょうといって、1000円のぐい飲み(本当は茶器)を買いました。これは、本当は500円位の価値しかありませんが、500円儲けさせてくださいといいます。正直なおかみさんです。たしかに物は古いが、よくある、昔の普及品です。結局1000円で、ぐい飲み一つと割れた鉢と小皿を一個ずついただきました。かなり雑にボンドで貼ってあるので、見た目はすこぶる悪いですが、また骨とう品のコレクションがふえました。損したのか、得したのか、わずか1000円の話で、細かくてすみません。でも、<かくれんぼ>のおかみさんがどんな方かわかって、きっとまたここを訪ねるに違いないと確信しました。
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<全部で1000円のお買いもの>