リコーGXRでの軽量高画質への挑戦 その6 (最終回)
今なにを試みているのか、まず、この旅で使っている、リコーGXR+マウントA12+ペンタックスDA 18-135mmの意味です。通常マウントA12はオールドレンズやライカレンズの単焦点を付けるのが原則で、ズームを付けるというのはリスクがともなうのです。まず絞りリングがアダプターに支配されるので、自由が利きません。ズームは妥協の産物ですから、状況が変わるとどういう絵を生むか予測がつきません。このような一般通念からいうと難しいズームですが、リコーGXR+マウントA12+ペンタックスDA 18-135mmは意外にもいい絵を作ること気が付いたのです。これを確認したかった。 もうひとつ、AFなし、手ぶれ補正無しで、どこまで実際に使えるのか、実用の範疇に入れるか試したかったのです。
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リコーGXR+マウントA12+ペンタックスDA 18-135mm 以下同様
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山崎聖天の本堂
訪ねたお寺はいずれも山間の静かなお寺で、取り立てて書くこともありませんが、アサヒビール大山崎山荘美術館を訪ねた時にはちょっと足をのばしてみてください。 ただし、ハイヒールはだめですよ。
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そうこうしているうちに山荘美術館が開きました。
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今日は、この展示を見に来たのです。
以前一度、炎の陶工とかいうタイトルだったか河井次郎(かわいかんじろう)の展示会を見に来て、河井次郎に出会い、京都五条の河井次郎記念館に出会い、そしてこの山荘美術館が多数の蔵品を持っている濱田庄司(はまだしょうじ)・河井次郎(かわいかんじろう)・バーナード・リーチ・富本憲吉(とみもとけんきち)、すなわち、柳宗悦一派と民芸運動に出会い、その大元であるウイリアム・モリスと出会い、柳宗悦がその価値を世に広めた、韓国陶磁器、大津絵、沖縄壺屋焼、明日行く丹波焼と広がって行くのです。 そして、ウイリアム・モリスのように自然からパターンを自ら抽出しようと写真を撮り、それを具現化しようと陶芸を始める、全ての流れはこの山荘美術館で河井次郎に会ったことから始まっています。当方のブログの大半はこの山荘美術館が原点なのです。
とはいっても、当方は、この成金趣味のミーハー的山荘美術館そのものは全然好みで無いのです。なぜ、濱田庄司(はまだしょうじ)・河井次郎(かわいかんじろう)・バーナード・リーチ・富本憲吉(とみもとけんきち)の作品がここに集まっているのかとても不思議なのです。 ここでの展示会は全部、自前の蔵品の展示だそうです。 かれら、柳宗悦一派と民芸運動とは成金趣味を否定し、民衆の土着文化のエネルギーを第一とした集団です。河井次郎は人間国宝を拒否して、自分の作品は芸術品でなく民芸品だといって、作品に名を入れることもしなかった。
山荘美術館が嫌いな理由の一つとして、ここは一切の撮影が禁止で、作品はもとより館内の一切撮影することができません。
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山荘美術館のHPの写真とか展示会のパンフレットの写真しか載せることができません。 蔵品のカタログを買おうとおもうと4000円弱するので買う気になりません。作品の絵ハガキもありません。 ミーハー・グッツしか売っていません。 よって、展示会の作品は一切載せることができません。 仮に本を買ってコピーしようものなら怒鳴りこんでくる剣幕です。 しかたなく、ふと思いついて、ノートに展示物の絵柄をスケッチし始めたところ、警備員が飛んできて<書いてもいいですが、鉛筆をつかってください、ボールペンもシャープペンシルもダメです>といいやがった。 後半は決まりなら、しかたないからいいとして,<書いてもいいですが>というところがとんでもなく頭にきた。 何か悪いことでもしているようだ。 ワシントンDCのナショナルギャラリーオブアートでは中でキャンパスを立てて絵を模写することもできると言うのに。 なぜスケッチしているとおもうのか、当方の原点だから、すこしでも作品の印象を頭に残して、かれらの軌跡をたどろうとしている思いからやっていることだ。
作品はなぜ存在しいて、なぜそれを展示しているのか。 金持ちが集めた財宝をひけらかして、成金のプライドを満足させるために展示しているのか。 民芸運動の連中と付き合って、その作品を愛で、これを集めた、アサヒビールの初代社長、山本爲三郎(やまもとためさぶろう)はそんなこと望んでいないのでないか。後を継いだ、この山荘美術館の管理者の頭がおかしいのではないか。そんなに金があるなら、一部屋くらい図書室にして、関連する陶芸や美術品の本を集めて、先輩方の心の真髄を少しでも理解できるように、若い人がそこで何かを得て、またつぎなる芸術品や民芸品を作り上げていけるように、若き芸術家を育て、年取った人に安らぎを与える、そんな空間を作ったらどうですか。
作品を管理して、展示会を企画している方々はよく芸術をわかった人だと思います。しかし、山荘美術館を管理して、全体的雰囲気を作っている連中のミーハー感覚は、こんなところまでわざわざ訪ねてくる人の大半の方の内心をがっかりさせているのではないか。 それとも、モネの睡蓮の池を真似した池とモネの絵の大画面投影像に喜ぶようなミーハーばかりが訪ねてくるのか。それならば、そんなところになぜ、濱田庄司(はまだしょうじ)・河井次郎(かわいかんじろう)・バーナード・リーチ・富本憲吉(とみもとけんきち)の作品が集まっているのか??それとも、かれらも、モネも美しい山崎の自然も、いずれも素直な心で感じればいいだけで、なにもおかしなことはなく、当方がただひねくれているだけなのか??
ふと思いました、この別荘を作った加賀正太郎と柳宗悦を好んだアサヒビール初代社長、山本爲三郎はセンスが違うのではないか。加賀正太郎は明治21年(1888)、大阪市東区の富商の長男として誕生。12歳の時に父が亡くなり、家督を引き継ぐ。東京高等商業学校(現一橋大学)卒業後、不動産経営、貿易商、株式取引に携わり、莫大な資産の手に入れる。その時、その時の時流を読んで、新しい事業を展開するかれの商才に関しては感服し、心から尊敬します。ビールもその先見の明から始めた事業で、現在はキリンビールとトップを争うビールメーカーを作り上げたのです。かれの、西洋崇拝、成金趣味も自然なことでしょうから、とやかく言うつもりはありません。問題はその後の美術館の管理者です。
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この別荘を作った加賀正太郎がここから建築を指揮したといわれる、白雲楼がみえます。
<欧州遊学後帰国した加賀正太郎が別荘を建てようと、1911年6月に木津、宇治、桂の三川が合流する天王山麓に土地を購入したのが、山荘の始まりです。加賀自らが設計し、1917年までには木造の洋館を完成させました。山荘建設にあたり、「白雲楼」と呼ばれた塔屋をまず山側に建てています。この塔の上から加賀が工事を指揮したといわれております。塔は現在も美術館の山側の敷地に残っています。山荘を設計するにあたり、庭も山荘の大切な要素と加賀は考え、「悠々居」と呼んでいた山荘本館の下には、3つの池「琵琶の池」「一の池」「二の池」を配し、庭と山麓にとけ込んでいました。山荘の工事中に、文豪夏目漱石も山荘を訪れました。隣接する宝積寺(通称宝寺)を眺めながら「宝寺の隣に住んで桜哉」の句を残しております。>
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三つの川が合流して淀川となる風景が一望できます。
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夏目漱石が隣接する宝積寺(通称宝寺)を眺めながら「宝寺の隣に住んで桜哉」の句を残した、宝積寺が見えます。
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テラスに飾ってある濱田庄司陶板
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バーナードリーチ陶板
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濱田庄司(左)、バーナード・リーチ(右)と銀杏の奇跡のコラボとネットには書いてあります。
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テラス、今回は仕事が待っているので、ビールを飲まなかったけれど、そりゃ飲まなければうそでしょう。
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昨日は、当方の起業の聖地である、上賀茂神社を参拝し、今日は当方のアートの聖地である山荘美術館を訪れ、柳宗悦一派を参拝した。 最後の<書いてもいいですけれど>で山荘美術館は地に落ちた。これからは、美術館をおとずれるのではなく、柳宗悦一派の作品に会いに行くということにしよう。
この旅の続きで、次の日は丹波焼を見に行きました。明日からは、カメラの話ではなく、<新幹線途中下車の旅>シリーズとしてブログを書きます。 丹波焼ではもっと恐ろしい目に会うのです。<撮影禁止、模写も禁止>。山荘美術館はまだましな方で、<書いてもいいですけれど>といういいかたも、ごく自然なのかもしれない。なんだ、世の中そんなものなのだ。 だけど、ほんとにそれでいいのでしょうか??? 当方の感覚からはとんでもなく間違っているようにおもえるのですが。 なぜ、柳宗悦は民芸運動を起こしたのか。
さて、本題のリコーGXRでの軽量高画質への挑戦についてまとめましょう。
リコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm の組み合わせは(おそらく富士フィルムX-E1+ソニーツアイス・バリオゾナー 16-80mmの組み合わせでも)、オートフォーカス無し、手ぶれ補正なしの状態では、気軽な旅の友、ブロガースケッチ、スナップ写真いずれも、まったく向きませんね。コンデジの方がずっとましです。これらの組み合わせはあくまで、じっくりと本気モードで、対象に向き合わないといい絵が撮れません。本気で向き合えば、一眼レフに対抗できる画質が得られます。 もし、差があるとしたらカメラの操作性の完成度の差です、あるいは、使う人のセカンドカメラと思う、勘違いです。 もうひとつあります、カメラを作っている人自体が、セカンドカメラを作っていると思っているからいけないのです。 <軽量高画質撮影には三脚が必要だった>という、よく考えれば当たり前で、且つとんでもなく新しい発見でした。 旅の友用には、そのうち純正のレンズを買う必要がありますね、前からそう思っていたのですが。リコーGXRは手ぶれ補正があるレンズがほとんどない、富士フィルムのレンズは高いということで、しばらくこのままで推移しそうです。アダプターがもっと進化して、AFが使えるようにすれば(現在もAFがつかえるアダプターは幾つかあるのですが)、手ぶれ補正レンズを付けて完成です。 でも、軽量高画質も理想を追いかけるとお金もかかるし、簡単には行きません。 そこが楽しいと言えば楽しい。
今なにを試みているのか、まず、この旅で使っている、リコーGXR+マウントA12+ペンタックスDA 18-135mmの意味です。通常マウントA12はオールドレンズやライカレンズの単焦点を付けるのが原則で、ズームを付けるというのはリスクがともなうのです。まず絞りリングがアダプターに支配されるので、自由が利きません。ズームは妥協の産物ですから、状況が変わるとどういう絵を生むか予測がつきません。このような一般通念からいうと難しいズームですが、リコーGXR+マウントA12+ペンタックスDA 18-135mmは意外にもいい絵を作ること気が付いたのです。これを確認したかった。 もうひとつ、AFなし、手ぶれ補正無しで、どこまで実際に使えるのか、実用の範疇に入れるか試したかったのです。
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リコーGXR+マウントA12+ペンタックスDA 18-135mm 以下同様
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山崎聖天の本堂
訪ねたお寺はいずれも山間の静かなお寺で、取り立てて書くこともありませんが、アサヒビール大山崎山荘美術館を訪ねた時にはちょっと足をのばしてみてください。 ただし、ハイヒールはだめですよ。
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そうこうしているうちに山荘美術館が開きました。
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今日は、この展示を見に来たのです。
以前一度、炎の陶工とかいうタイトルだったか河井次郎(かわいかんじろう)の展示会を見に来て、河井次郎に出会い、京都五条の河井次郎記念館に出会い、そしてこの山荘美術館が多数の蔵品を持っている濱田庄司(はまだしょうじ)・河井次郎(かわいかんじろう)・バーナード・リーチ・富本憲吉(とみもとけんきち)、すなわち、柳宗悦一派と民芸運動に出会い、その大元であるウイリアム・モリスと出会い、柳宗悦がその価値を世に広めた、韓国陶磁器、大津絵、沖縄壺屋焼、明日行く丹波焼と広がって行くのです。 そして、ウイリアム・モリスのように自然からパターンを自ら抽出しようと写真を撮り、それを具現化しようと陶芸を始める、全ての流れはこの山荘美術館で河井次郎に会ったことから始まっています。当方のブログの大半はこの山荘美術館が原点なのです。
とはいっても、当方は、この成金趣味のミーハー的山荘美術館そのものは全然好みで無いのです。なぜ、濱田庄司(はまだしょうじ)・河井次郎(かわいかんじろう)・バーナード・リーチ・富本憲吉(とみもとけんきち)の作品がここに集まっているのかとても不思議なのです。 ここでの展示会は全部、自前の蔵品の展示だそうです。 かれら、柳宗悦一派と民芸運動とは成金趣味を否定し、民衆の土着文化のエネルギーを第一とした集団です。河井次郎は人間国宝を拒否して、自分の作品は芸術品でなく民芸品だといって、作品に名を入れることもしなかった。
山荘美術館が嫌いな理由の一つとして、ここは一切の撮影が禁止で、作品はもとより館内の一切撮影することができません。
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山荘美術館のHPの写真とか展示会のパンフレットの写真しか載せることができません。 蔵品のカタログを買おうとおもうと4000円弱するので買う気になりません。作品の絵ハガキもありません。 ミーハー・グッツしか売っていません。 よって、展示会の作品は一切載せることができません。 仮に本を買ってコピーしようものなら怒鳴りこんでくる剣幕です。 しかたなく、ふと思いついて、ノートに展示物の絵柄をスケッチし始めたところ、警備員が飛んできて<書いてもいいですが、鉛筆をつかってください、ボールペンもシャープペンシルもダメです>といいやがった。 後半は決まりなら、しかたないからいいとして,<書いてもいいですが>というところがとんでもなく頭にきた。 何か悪いことでもしているようだ。 ワシントンDCのナショナルギャラリーオブアートでは中でキャンパスを立てて絵を模写することもできると言うのに。 なぜスケッチしているとおもうのか、当方の原点だから、すこしでも作品の印象を頭に残して、かれらの軌跡をたどろうとしている思いからやっていることだ。
作品はなぜ存在しいて、なぜそれを展示しているのか。 金持ちが集めた財宝をひけらかして、成金のプライドを満足させるために展示しているのか。 民芸運動の連中と付き合って、その作品を愛で、これを集めた、アサヒビールの初代社長、山本爲三郎(やまもとためさぶろう)はそんなこと望んでいないのでないか。後を継いだ、この山荘美術館の管理者の頭がおかしいのではないか。そんなに金があるなら、一部屋くらい図書室にして、関連する陶芸や美術品の本を集めて、先輩方の心の真髄を少しでも理解できるように、若い人がそこで何かを得て、またつぎなる芸術品や民芸品を作り上げていけるように、若き芸術家を育て、年取った人に安らぎを与える、そんな空間を作ったらどうですか。
作品を管理して、展示会を企画している方々はよく芸術をわかった人だと思います。しかし、山荘美術館を管理して、全体的雰囲気を作っている連中のミーハー感覚は、こんなところまでわざわざ訪ねてくる人の大半の方の内心をがっかりさせているのではないか。 それとも、モネの睡蓮の池を真似した池とモネの絵の大画面投影像に喜ぶようなミーハーばかりが訪ねてくるのか。それならば、そんなところになぜ、濱田庄司(はまだしょうじ)・河井次郎(かわいかんじろう)・バーナード・リーチ・富本憲吉(とみもとけんきち)の作品が集まっているのか??それとも、かれらも、モネも美しい山崎の自然も、いずれも素直な心で感じればいいだけで、なにもおかしなことはなく、当方がただひねくれているだけなのか??
ふと思いました、この別荘を作った加賀正太郎と柳宗悦を好んだアサヒビール初代社長、山本爲三郎はセンスが違うのではないか。加賀正太郎は明治21年(1888)、大阪市東区の富商の長男として誕生。12歳の時に父が亡くなり、家督を引き継ぐ。東京高等商業学校(現一橋大学)卒業後、不動産経営、貿易商、株式取引に携わり、莫大な資産の手に入れる。その時、その時の時流を読んで、新しい事業を展開するかれの商才に関しては感服し、心から尊敬します。ビールもその先見の明から始めた事業で、現在はキリンビールとトップを争うビールメーカーを作り上げたのです。かれの、西洋崇拝、成金趣味も自然なことでしょうから、とやかく言うつもりはありません。問題はその後の美術館の管理者です。
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この別荘を作った加賀正太郎がここから建築を指揮したといわれる、白雲楼がみえます。
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三つの川が合流して淀川となる風景が一望できます。
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夏目漱石が隣接する宝積寺(通称宝寺)を眺めながら「宝寺の隣に住んで桜哉」の句を残した、宝積寺が見えます。
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テラスに飾ってある濱田庄司陶板
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バーナードリーチ陶板
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濱田庄司(左)、バーナード・リーチ(右)と銀杏の奇跡のコラボとネットには書いてあります。
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テラス、今回は仕事が待っているので、ビールを飲まなかったけれど、そりゃ飲まなければうそでしょう。
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昨日は、当方の起業の聖地である、上賀茂神社を参拝し、今日は当方のアートの聖地である山荘美術館を訪れ、柳宗悦一派を参拝した。 最後の<書いてもいいですけれど>で山荘美術館は地に落ちた。これからは、美術館をおとずれるのではなく、柳宗悦一派の作品に会いに行くということにしよう。
この旅の続きで、次の日は丹波焼を見に行きました。明日からは、カメラの話ではなく、<新幹線途中下車の旅>シリーズとしてブログを書きます。 丹波焼ではもっと恐ろしい目に会うのです。<撮影禁止、模写も禁止>。山荘美術館はまだましな方で、<書いてもいいですけれど>といういいかたも、ごく自然なのかもしれない。なんだ、世の中そんなものなのだ。 だけど、ほんとにそれでいいのでしょうか??? 当方の感覚からはとんでもなく間違っているようにおもえるのですが。 なぜ、柳宗悦は民芸運動を起こしたのか。
さて、本題のリコーGXRでの軽量高画質への挑戦についてまとめましょう。
リコーGXR+マウントA12+ペンタックス18-135mm の組み合わせは(おそらく富士フィルムX-E1+ソニーツアイス・バリオゾナー 16-80mmの組み合わせでも)、オートフォーカス無し、手ぶれ補正なしの状態では、気軽な旅の友、ブロガースケッチ、スナップ写真いずれも、まったく向きませんね。コンデジの方がずっとましです。これらの組み合わせはあくまで、じっくりと本気モードで、対象に向き合わないといい絵が撮れません。本気で向き合えば、一眼レフに対抗できる画質が得られます。 もし、差があるとしたらカメラの操作性の完成度の差です、あるいは、使う人のセカンドカメラと思う、勘違いです。 もうひとつあります、カメラを作っている人自体が、セカンドカメラを作っていると思っているからいけないのです。 <軽量高画質撮影には三脚が必要だった>という、よく考えれば当たり前で、且つとんでもなく新しい発見でした。 旅の友用には、そのうち純正のレンズを買う必要がありますね、前からそう思っていたのですが。リコーGXRは手ぶれ補正があるレンズがほとんどない、富士フィルムのレンズは高いということで、しばらくこのままで推移しそうです。アダプターがもっと進化して、AFが使えるようにすれば(現在もAFがつかえるアダプターは幾つかあるのですが)、手ぶれ補正レンズを付けて完成です。 でも、軽量高画質も理想を追いかけるとお金もかかるし、簡単には行きません。 そこが楽しいと言えば楽しい。