小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

新幹線途中下車の旅  ~丹波焼~  その2

2012-11-29 20:56:48 | 日記
新幹線途中下車の旅  ~丹波焼~  その2

昨日は富士フィルムX-E1用、KマウントからXマウントのKIPONアダプターとレリーズを買ってきました。これで、富士フィルムX-E1に対するツアイスズームとツアイス単焦点の相性の比較。 同じく富士フィルムX-E1に対するツアイスとペンタックスレンズの比較が出来きます。 富士フィルムX-E1、リコーGXR+マウントA12、ペンタックスK5のいずれにも全く同じレンズが付けられますから、3つの異なるメーカーのカメラを同じレンズで比較するというトライができます。優劣つけたって、当方にはちっとも嬉しくないのです。3者ともいい絵を生み出してほしい。 今度の土曜か日曜のトライになるでしょう。 
とっても怖いです。 それまで、丹波焼の話に戻りましょう。

丹波焼は大阪から福知山線、快速で相野駅まで約1時間、そこからバスで15分。兵庫陶芸美術館でおりました。 ここにしかコインロッカーがないのだからしょうがない。









兵庫陶芸美術館の近くに丹波立杭陶磁器協同組合さんが経営している、立抗、陶の里(タチク、スエノサト)という大きな施設があります。 窯元横町には、組合メンバーの小さい出店がぎっしりと並んでいます。  組合メンバーの本家窯元さんは少なくとも29軒、上記の図のように点在しています。 いずれも歩ける範囲に散らばっています。
こうやって、まとめて書くからわかるので、ネットをみても、窯元の図、陶の里、兵庫陶芸美術館はバラバラに載っていて、どういう関係か、どれくらいの距離関係か、何が面白いのか、さっぱりわかりませんでした。 案内の本もほとんどありません。
  兵庫陶芸美術館に着いたのですから、まずは中に入ってみましょう。 丹波焼の全貌がわかるかもしれません。 


リコーGXR+マウントA12+ ペンタックスDA 18-135mm 以下同様









ところが、またやられました。中国陶磁名品展という展示会と、島根県在住、現在作家、三原研の展示会で99%。丹波焼蔵品は数点、ちょこっとあっただけでした。中国陶磁名品展はなんと、東京富士美術館(八王子)の蔵品の展示でした。当方が入場して、少したって、アナウスがあり、<入場者が1万人を突破しました。1万人目の方に記念品を渡すので、一緒にお祝いしてください>。 なんで東京から丹波の山の中まで、東京の所蔵品を見に来なければならないのか? 人気の展示会のようですし、東京の富士美術館を知らなかったのですから、ここでその所蔵品をみるのも何かの巡り合わせかもしれませんが、複雑な気持ちです。 ここも撮影禁止、スケッチOK、シャープペンシルOK、ボールペン×。 何にも載せないわけにはいかないので、兵庫陶芸美術館のHPから写真を拝借。 この大元は東京富士美術館の所蔵品目録の写真と思われます。
知らなかったけれど、HPで見ると東京富士美術館はすごいところですね。HPに所蔵品の写真と説明がみんな載っています。 こうしなくちゃうそでしょ。 撮影禁止ばかりいってないで、ここみたいにきちんと情報を載せてこそ、展示の意味があるのですよ。山荘美術館も、兵庫陶芸美術館も、瀬戸市美術館も見習いなさい(そうとうしつこいね当方も)。


三彩貼花宝相華文水注 唐(7~8世紀)


白地鉄絵牡丹文梅瓶 金~元(12~13世紀)


黒釉堆線文瓶  金(12~13世紀)


青花魚藻文酒会壺  元(14世紀)


五彩魚藻文面盆  明(14~17世紀)


五彩蓮池文方瓶  清(17~20世紀)


緑釉樓閣  後漢(1~3世紀)

HPの説明ものせておきましょう。<世界四大文明の一つ、黄河文明の発祥の地である中国では、約1万年前に「やきもの」が誕生し、優れた造形美と高い技術によって、世界の陶磁器をリードしてきました。
 新石器時代の彩陶や灰陶などに始まり、紀元前15世紀頃の商時代にはいち早く灰釉陶器が生み出されました。その後、前漢時代(紀元前3~紀元後1世紀)には鉛釉陶器が盛んに作られ、後漢時代(1~3世紀)には青磁が誕生しました。唐時代(7~10世紀)になると東西交易が盛んになり、唐三彩のような国際性豊かなスタイルが生み出されました。
 宋時代(10~13世紀)になると、青磁・白磁は完成度を増し、北部の金では掻き落としや上絵付による器面装飾が始まりました。元時代(13~14世紀)には青花磁器が生み出され、明時代(14~17世紀)には色鮮やかな五彩磁器が花開きました。さらに清時代(17~20世紀)には、より鮮やかな色彩の粉彩磁器が開発されました。
 本展覧会では、日中国交正常化40周年を記念し、日本有数の中国陶磁コレクションである東京富士美術館所蔵品から125点を厳選し、中国陶磁の悠久の歴史を紹介します。>

兵庫陶芸美術館は10時開場ですから、12時まで見ていたことになります。スケッチしながら見ていたのですから。我ながら熱心なものだ。余裕があったら、この展示会に関して後でまた議論しましょう。
  
案内の方に、丹波焼の展示はないのですかと聞くと、<今回は少ししか展示していません。美術館の周囲に色々展示されていると思います。> この情報ではまったくこころもとない。 どこにいったら丹波焼の全体像がわかるのか? またもや途方に暮れる。とにかく5~10分ほど歩いて、場所的には隣り合わせの陶の里に向かいます。






コメント
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