俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

2012-10-06 | 俳句・秋・天文


露に靴濡らして広き植物園

空気中の水蒸気が地面近くの冷たい物体の表面に凝結して水滴となったもの。風のない晴れた夜に発生する。仙台城跡の西側に東北大学植物園(青葉山植物園)がある。コンビニで入園券を買い、無人ゲートを入って驚いた。中がすり鉢状に深くなっていて、人の手がほとんど入っていない原生林の山である。街中の平らな植物園のつもりで行ったら大間違いであった。花はロックガーデンという一か所にしかなく、一本道を人にもほとんど会わず、ひたすら歩いて一周した。途中、見晴台という木に囲まれて全く展望のきかない芝生の広場があり、そこの草に白露がびっしりと降りていた。

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見晴台





白露や負うて重たき旅ザック


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