俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

鰯雲

2012-10-19 | 俳句・秋・天文


句座果てて出でたる街や鰯雲

巻積雲のこと。さざ波のような小さな雲片の集まりで、空一面に広がることもある。この名の由来には、鰯が群れるように見えるからとかこの雲が出ると鰯がよく取れるからなどの説がある。魚の鱗のように見えるので鱗雲、鯖の斑紋のように見えるので鯖雲などとも呼ばれる。句会が終わって外に出てみると、空一面に鰯雲が出ていた。これほどの広がりはめったにないのではないかと思った。

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西方(さいはう)に父はゐますや鰯雲


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