今日のひとネタ

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蹴りたいというほどの事はない

2004年12月14日 | 日記・雑記・ただの戯言
 何が?というと大河ドラマ「新選組!」のこと。結局最後まで見ました。1年のうちでさぼったのが2~3回で、大河ドラマを最後まで見たのは「花神」以来だと思います。今回も最初は「ケッ」と言いながら見てて、最後までそれは持続したのですがちょっとは弱まった感じです。実は私は新選組の成り立ちから最後まであまり詳しくなかったので、歴史の勉強の意味で見てたところもあって、それで持続したかな?とは思います。

 俳優陣については、佐藤浩市が出なくなってから明らかにパワーダウンを感じました。また、見てくれはかっこよくても、セリフの立たない男優が多いなぁというのが率直な感想。女優も好きな人が一人も出てなかったし。

 で、「花神」もそうだったのですが大河ドラマは幕末あたりが一番良くて、次が戦国時代ですか? 「草燃える」なんてのは、あんまり時代が昔過ぎて生活のペースが違うから入り込めませんでしたし。忠臣蔵ってのも定番ですが、「元禄太平記」なんていうのは「太平」なわけで事件が少なくてつまんないし。

 忠臣蔵は、討ち入りの時に赤穂浪士側は一人も死ななかったというあたりで、話の盛り上げ方が難しいですよね。年寄り一人討ち取るために集団で夜襲かけたという印象で、耐えに耐えて最後に大逆襲したというようなストーリーが欲しいです。ブッチャーのフォークでグサグサに刺されたテリーファンクが、最後にパンチで反撃するような。(ってすぐにそっちに話が行く!)

 うちの父なんかは「赤穂浪士もバタバタやられて、最後に吉良と大石の一騎打ちだったりしたら面白いぞ」と言ってましたが、試しに誰かそういうストーリー作ってみませんか? 刀も槍も折れてしまった大石が、吉良の三角絞めで意識を失いそうになりながら、最後はローキックの26連発から膝十字固めで勝利すると。(すぐそっちに話が行く!)

 今回のドラマもいろいろ見ましたが「蹴りたい!」というと「夫婦」がダントツ。あれのおかげで加藤あいも黒木瞳もすっかり嫌いになってしまいました。キャラクターの設定が浅はかというか薄っぺらというか、「お、やるな!」と思うような展開がまったくありません。どうもありきたりで。

 割と好きだったのが「めだか」で、これのおかげでミムラさんは結構気に入りました。金八先生もそうですが、最近の学園ものって先生も普通の人間でスーパーマンのようになんでも解決してくれるわけじゃないんですね。と思ってよくよく考えてみたら、レッツビギンの時代からそうですか。

 あとはやっぱり「黒革の手帖」。ストーリーがちゃんと仕込んであるから、最後まで飽きないと。やっぱり松本清張は大したもんですね。「けものみち」とか「悪いやつら」とかもまたやってもらえば受けると思いますが。どーですか、お客さん。