今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

新しい相棒を紹介しましょう

2009年03月30日 | ギターと楽器のこと

 本日はギターおたく向けの記事です。(あ、いつもか?) ReSPECTのライブでここ2年ほど使ってたイーグルが壊れたのは先日書いたとおりですが、スペアのストラトでライブをこなした翌日にいそいそと町田まで出かけてゲットしてきました。

 実はギターが壊れた翌日にデジマートで見かけてキープしてもらってたのですが、このギターを見て激しく反応する人は立派なイーグルフェチです。まずヘッドの文字はRではなく「P」。ということは、このギターはアリアプロⅡでしてBCリッチ・イーグルの国産コピーモデルということになります。

 そして特徴的なこの色。本家のイーグルというとオールハワイアンコアだったり、メイプルのスルーネックというイメージが強いですが、これは意表を突いたオールマホガニーのボディー&ネック。実はそういうモデルは本家のイーグルにも存在してまして、スペクトラムの西慎嗣さんが夜のヒットスタジオに出演した際に使用したのもそうでした。

 このギターの凄いのは指板がハカランダという最高級材を使ってることで、この辺は本家よりかえって豪華な感じ。(ちなみに現在ハカランダはワシントン条約の絶滅危惧種に指定されて輸出入が禁止されているとか…) ペグはグローバーインペリアルでしてこれは本物と一緒。ピックアップも本物と同じでフロントがディマジオのPAF、リアがスーパーディストーションというかデュアルサウンドだと思われます。(まぁ本物はいろいろありますが)

 ただ、当時のアリアのカタログを見るとフロント、リアともにデュアルサウンドということになってるので、私がゲットしたものは前オーナーがフロントのみ付け替えた可能性があります。まぁ中古楽器屋の兄ちゃんによるとどっちもディマジオなのは確かだそうです。

 製造は1980年頃だと思われますのでいわゆるジャパンヴィンテージですが、今回格安でゲットできた理由の一つは配線。BCリッチに特徴的なフェイズスイッチ、バリトーンスイッチ、ブースタースイッチ、コイルタップなどがすべて外されてまして、普通の1V、1Tになってます。あとは表といわず裏といわずかなりの傷だらけ。ただし指板とかネックは傷が無いので相当使い込まれてたことは想像がつきます。

 カタログによると発売時の定価は10万5千円だそうで、我が家では定価の一番高いギターになりました。実は私が高校入学祝いに買ってもらったギターがアリアのレスポールで、もうそれは手元にないため物凄く久しぶりにアリアギターのオーナーになったわけです。これも何かの縁でしょう。

 エレキギターおたくとしては、64年製のストラトが欲しいとかP-90でゴールドトップのレスポールが欲しいとか335も手元に置いておきたいとかフルアコも1本くらいは欲しいとかPRSもいいわねとか思ってたのですが、これを手に入れたのでまずは満足。まぁそのうちフレットの打ち直しが必要になるとは思うのですが、それをやるに値するものだとは思います。

 ちなみに以前の韓流のイーグルは3.2Kgでかなり軽量でしたが、今回のは3.4Kgですのでちょっと重くなりました。形はほとんど同じなので材質の問題なんでしょうね。面白いもんです。いやそれにしても結構嬉しいです。

 人間でも楽器でも出会いと縁は大事です。今回ギターが壊れた途端に新しいのが見つかったのも奇跡ですが、修理にかかるであろう費用と同じくらいの金額だったのも奇遇。さらに楽器屋の兄ちゃんは「埼玉からわざわざ来たんだから電車賃くらいまけて」と言ったら値引きしてくれたので、なかなかいい人でした。買値は内緒です(笑) ちなみにお店はこちらです