今日のひとネタ

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水戸黄門保護論

2011年07月31日 | ニュースに一言

 ドラマ「水戸黄門」に打ち切りの話が出ています。由美かおるが出なくなったからだとか雛形あきこが脱がなくなったからだとかいう話がありますが、実際は知りません。個人的には是非続けるべきだと思うのですが、理由はというと「水戸黄門ネタが通じなくなる!」というのが一番。

 たとえば初対面の人との会話に困ったとき「水戸黄門で印籠を出すのって助さんでしたっけ、格さんでしたっけ?」とかいう話題が出せなくなるのは困りもの。「水戸黄門見なきゃいけないので帰ります」と残業を断る理由にできなくなるのも問題でしょう。

 で、これまで一般によく使われてた水戸黄門ネタを挙げてみましょう。


<その1>
ご老公「私は越後のちりめん問屋の隠居で光右衛門と申す者。こちらは番頭、こちらは手代、こちらが若頭、こちらが代貸し、こちらがおじき、こちらがポン引きで、こちらがやり手ばばぁでございます。」
悪代官「ええい、怪しい奴だ斬れ!」
ご老公「あれぇ~」


<その2>
ご老公「助さん、格さん。そろそろいいでしょう。」
格さん「はい! ええい、静まれ、静まれ、静まれ、静まれ! 静まれ、静まれ、静まれぇ~い!」
悪代官「あんたが一番うるさい!」
格さん「ムンムクムンのム~ン」


<その3>
格さん「控えおろう! こちらにおわすお方をどなたと心得る。恐れ多くも上様の、上様の…上様の……えっと、なんでしたっけ???」
ご老公「乳母のいとこの孫!」
悪代官「構わん。斬れ!」
ご老公「あれぇ~」


<その4>
格さん「こちらにおわすお方は、さきの副将軍 水戸のご老公である!」
悪代官「…。知らん。斬れ!」
ご老公「あれぇ~」


<その5>
格さん「ええい、皆のもの、頭が高い、顔がでかい、足が臭い!」
悪代官「いや、そこまで言わんでも…」


<その6>
格さん「この菊のご紋が目に入らぬか!」
悪代官「あ、見た。…コーモン!」


<その7>
格さん「この陰嚢が目に入らぬか!」
悪代官「そのしわ袋はしまって下さい。」
格さん「いや、私は隠さん!」


 ちょっと考えて思い出しただけでもこれくらい。(私が考えたのはほとんどありません。あくまでも一般的ということで) これらが一切通じなくなると困ります。別に水戸黄門のドラマ自体は興味ないし、助んさんにも格さんにも抱かれたいと思ったことはありませんが、日曜の夕方は「サザエさん」、月曜8時は「水戸黄門」ということでよいのではないでしょうか?

 と、言ってはおりますが私は助さん役の杉良太郎が降板したときに「あら、つまんない」と思った記憶があるくらいで、それ以後あんまり見ておりません。昔は月曜の夜というと、キックの鬼 沢村忠のキックボクシング中継~刑事くん~水戸黄門という流れが定番だったように思いますが。

 しかし「ネタが通じるように」ということであれば、月曜の夜に過去のシリーズを最初から全部再放送すればまだ10年はいけるような気も…。