沖縄ベーブルースはダウンタウンブギウギバンドで、大阪ベーブルースは「悲しい色やね」ですね。…というネタは、既に若者には通用しません。
なにはともあれ、大谷翔平選手の二刀流の活躍により最近ベーブ・ルースの話題を聞くようになりました。ベーブ・ルースといえばホームランの通算記録で有名ですが、それを塗り替えたのがハンク・アーロンで、さらにそれを上回ったのが王選手でした。私なんぞは王選手の全盛時代を目の当たりにしてたので、ベーブ・ルースと聞くと、ハンク・アーロン→王選手とすぐ連想してしまいます。
王選手がハンク・アーロンの記録に追いつくときは、それはそれは世間は大騒ぎでした。大騒ぎだったのは日本だけではなく、多分本場メジャーリーグも穏やかではなかったことでしょう。
そういうとき、コンタロウ氏が「1・2のアッホ!!」で早速ネタにしてました。日本の野球選手「陽打治」(よううちはる)が、ハンク・アーロンの本塁打記録を塗り替えようとしていたところ、実はもっと多く打ったメジャーの選手がいたというもの。その人は「リーブミー・アローン」という人で、ベーブ・ルースを軽々と上回る800本の記録を達成したものの、彼が黒人であることからその記録が公式には認められなかったと。
しかし彼が語る「その後、エイブラハム・リンカーンが登場して奴隷解放宣言をしたことから私の記録がようやく認められた」という話を聞いて、取材していた記者達は「うう…、なんか変だが泣ける」と感涙したという話。
当時のメジャーリーグのプライドからしてありそうな話を、サラッとギャグにしてしまうコンタロウ氏のセンスはさすがです。ということで、若い人もそうでない人もベーブ・ルースがどういう人だったか勉強しましょうね。その際にはハンク・アーロンも思い出してあげて下さい。ついでに王選手に新記録のホームランを打たれた鈴木康二朗投手も。(って、これは大きなお世話かも…)