原作は長崎尚志という人の「闇の伴走者- 醍醐真司の博覧推理ファイル -」という小説だそうですが、そちらはまったく知りませんでした。また、WOWOWのドラマも2015年に放送されたそうですが、今回が初見。
ストーリーとしては、ある漫画の巨匠が亡くなってから未発表の画稿が見つかり、それが女性を拉致監禁しついには殺人に至る様子がリアルに描かれており、さらに数十年前に実際に起きた事件と状況が酷似しているため、果たしてその本当に巨匠の作品か誰かが画を似せて描いたのか、という推理もの。
その調査を頼まれた調査員に松下奈緒、偏屈だがその博覧強記な知識で調査に協力することになる編集者に古田新太、その他に野間口徹、要潤、平田満、田中哲司、という個性的なキャストが揃って見応えありました。古田新太がこんなに準主役級で出てくるドラマは珍しいのではないでしょうか。
その謎の画稿がチラチラ出てくるのですが、不気味であり本格的であり石ノ森章太郎の漫画のようであり、その辺も魅力でした。結構怖い場面もあったのでお茶の間での一家団欒には向かないかもしれませんが。
今月にそのパート2が放送されたのですが、前作が人気あったのでしょうね。興味ある人は機会があれば是非どうぞ。