今日のひとネタ

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石川ひとみ/「わたしの毎日」発売になりました

2018年06月20日 | 石川ひとみ

 石川ひとみさんのデビュー40周年記念アルバム「わたしの毎日」が発売されました。オリジナルアルバムとしては通算9枚目ですがなんと35年ぶり! 彼女はデビューの頃から知ってますが、当時私は中学生。35年前にアルバムが出た頃は大学生でした。

 40周年の記念アルバムが出たこと自体が喜ばしいですが、それが先に出たベストアルバムだけではなくオリジナルアルバムも作ったのが本当に嬉しいです。しかもフルアルバムで。

 アイドル歌手としてデビューし、40年経ってオリジナルアルバムを発売できる人はどれくらいいるかと考えれば、答えはほとんどいないということになるでしょうが、その彼女のファンとして40周年を迎えられたことは光栄に思います。ただし、私の場合「まちぶせ」がヒットして安心したというか、その後さぼってた時期も長いのでインチキファンではあるのですが。オリジナルアルバムも4枚しか持ってないし…。

 で、今回のアルバムですが、一見サラッと聞けて実はじっくり聞いてみても良い曲が多いです。一番のお気に入りはやはりタイトルチューンの「わたしの毎日」ですが、最初にテレビで聞いた時とはちょっと印象が変わってきました。

 最初は現在の彼女の生活を自然体で歌う、共に暮らすかけがえの無い人に対してのラブソングだと思ってたのですが、歌詞を見てみると応援しているファンへのメッセージとも読めますね。人気歌手として活動していた最中に病で倒れて療養を余儀なくされ、事務所も解雇された彼女が「倒れた身体も 折れた翼も 全部愛して 歩き続ける」という言葉を歌うことにはグッと来てしまいます。たしかに身体は壊しましたが、歌手としては全然翼は折れてないので「そんなこと言わないで!」とか思ってしまいます。これはいい曲です。

 その他気になるところは「ベリバービリバー」という妙なタイトルの曲が歌詞もメロディーも面白くて、あとは「君の声」という曲も結構いいです。「君の声」なんかは、これが映画の主題歌だったとして、途中の転調する部分がCMで流れたりしたら聞いててドキっとする感じですね。私の中で名曲になりそうな予感です。

 今回ボーナストラックとして「まちぶせ(81-18)バージョン」というのが最後に入ってますが、まさしくボーナストラックという感じ。本編が素晴らしいので、無理にこれは入れなくてもよかったのではないかと個人的には思ったりしますが、世間一般へのアピールとしてはやはり「まちぶせ」が必要なのでしょうね。

 CDのジャケットはご覧の通りですが、折角なので36年ほど前の彼女の写真と並べてみました。ジャケットもいいのですが、歌詞カードの真ん中の写真が一番気に入ってます。見たい人は是非お買い求め下さい。昔のレコードのように大判のピンナップかポスター着けてくれればなお良かったと思う次第です。