今日のひとネタ

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キョンキョンとオーロラ三人娘を忘れておった

2018年06月21日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 先日のカバー曲の話の続き。オーロラ三人娘とは20世紀最強と言われる女性アイドルグループです。(本当か?) 「I love you I love you forever more」という歌は、アニメ「巨人の星」を見てた人なら誰でも記憶に残っていることでしょう。

 そのアイドルグループのメンバー橘ルミが星飛雄馬と一時付き合ってたわけですが、大リーグボール養成ギブスで鍛えた彼の愛撫が激しすぎて別れることになったという話は今作りました。すいません、ウソです。

 それでそのオーロラ三人娘が歌ってたのは「クールな恋」という曲だったのですが、これが元々GSのゴールデンカップスの曲だと知ったのはほんの5年前。「巨人の星」でこの曲を知ってから40年以上、ずっとこのアニメのオリジナルだと思ってました。ちなみに当時の少年達はみんな「I love you I love you 惚れたの~」だと思ってたそうです。(当サイト調べ) 発表時期としては同じ位かもしれませんが、オーロラ三人娘がカバーしたということになりますでしょうか。ただ、アニメの中ではヒット曲ですがリアルな世界ではシングルで発売されたわけではないので、自分が定めたルールにはあてはまらないんですね。ただし、なかなか破壊力のある曲です。

 そして、キョンキョン。デビュー曲の「私の16才」がカバーだと知ったのは、彼女のデビューから20年以上経ってから。たまたま図書館で借りて来た「アイドル宝石箱」というオムニバスで、森まどかさんの「ねぇ・ねぇ・ねぇ」を聞いて「あれれ?」と思った次第。ただ、森まどかさんはすごく歌の上手い人だと思います。同じ曲を歌っても、あれだけ違うものだと感心しました。声が太くて、同じ音符の長さなのに声がしっかり聞ける気がして。まぁキョンキョンはデビュー曲でしたし、元々歌唱力がウリの人でもないからいいでしょう。

 そしてキョンキョンの第二弾が「素敵なラブリーボーイ」でした。カバーが2曲続いたわけですが、そのニュースを聞いた時は私は大歓迎でした。元々この曲は大好きだったのですが、その時既に林寛子さんは引退しており、これがヒットすればまた巷にこの曲が蔓延する時代がくるかと思ったわけです。

 しかし、キョンキョンのこの曲はどれくらいヒットしたのでしょう。実は当時ほとんどテレビで見た記憶がないのですが、考えてみれば私がテレビを持ってない時期なのでした。なのであらためて動画サイトでこれを見てみたら、「あかん…」と思ってしまった次第です。キョンキョンのタレントとしての才能は認めますが、実は歌手として良いと思ったことがほぼないので…。林寛子さんは実際歌が上手いんですよね。歌い出しから音圧というか声の出方が違います。足も太いし。(って、関係ないか)

 ちなみに、林寛子版の「素敵なラブリーボーイ」は穂口雄右先生の作編曲で、あのカラッと割れてるエレキギターの音がなんといっても魅力です。穂口先生の編曲のときは水谷公生さんがギターを弾いてることが多いので、この曲も多分そうでしょう。そして、このギターの音色を聞いてピンと来たのがキャンディーズの「春一番」。

 よく似た感じの音色なので、当時はこういう感じの音が流行ってたかと思ったのですが、考えてみれば同じアレンジャーなので同じギタリストが弾いている可能性が大だと。「春一番」については水谷さんが弾いている事は周知の事実なのですが、同じギターでアンプもほぼ同じセッティングで弾いてるのではないかと思います。ただし、時期としては「素敵なラブリーボーイ」の方がちょっと早いのですね。

 実は、キョンキョンの「素敵なラブリーボーイ」がヒットすれば、あらためて林寛子版にも脚光が当たるのではないかと期待してました。考えてみれば、石川ひとみさんが「まちぶせ」を出した時に三木聖子さんのファンも同じ事を考えたりしたのではないかと思ったりします。違いはオリジナルとカバーの歌い手の歌唱力の差が逆だったということですが、「まちぶせ」に関しては三木聖子さんのひたむきな歌唱もファンが多いですし、私も評価している部分ではあります。それだけ歌謡曲は奥が深いということですね。(と、無理矢理な締め)