朝ドラ「虎に翼」で「ちちんぷいぷい」という言葉を久しぶりに聞きました。昔はよく聞きましたが、考えてみればこれの語源は知りません。
そこで手元の電子辞書のスーパー大辞林で調べたところ、「ちちんぷいぷい御代(ごよ)の御宝(おんたから)の略」で、「子供が手足などを痛めたとき、なでさすって痛みを和らげるときの呪文。」となっていました。ちなみに旺文社の国語辞典(第十版)には、この語句は出ていません。
こういうまじないの言葉というのはいろいろあって、思いつくだけでも
・アブラカタブラ
・マハリ~ク マハ~リタ
・エロイムエッサイム、我は求め訴えたり
・ピ~リカピリカラ
・臨兵闘者皆陣列在前
・アノクタラサンミャクサンボダイ
・マハール ターマラ フーランパ
・ベラルル ベラルル ベララルラー
・アバクラタラリン クラクラマカシン
・エコエコアザラク エコエコザメラク
などあります。
ちなみにマハリ~ク マハ~リタのあとに「ヤンバルクイナ」というか「チャンバラトリオ」と繋げるかで効果が変わるといわれています。(諸説あります。)
これらの語源とそれぞれの効果について調べると面白いかもしれませんので、夏休みの自由研究がまだの人はぜひチャレンジをどうぞ。ただし、黒魔術を実際に使って完璧に効き目があった場合も当方は責任を取りません。
まあ、何かあってもいまどき「ちちんぷいぷい」という人も珍しいでしょうが、「わしのちんちん、ブイブイやで。」というような昭和なおじさんとはお友達になれません。あしからず。