女子バレーボール日本代表でキャプテンを努めていた古賀紗理那選手が引退しました。今回のオリンピックの前に今大会を最後に現役を退くことを発表しており、先日引退会見も行われましたが、本当にこれっきりでしょうか。
先月はネーションズリーグで銀メダル、今回のオリンピックでは予選リーグ敗退でしたが、最終のケニア戦は幸い勝利で飾れました。決勝トーナメントへ行けなかったので、それが現役最後の試合になったわけですが、もうあの姿が見られないと思うと寂しい限り。
日本代表チームではエースアタッカーとして活躍し、前エースの木村沙織選手が圧倒的なパワーで決定力を発揮したのに対し、速さを活かした切れ味と上手さが印象的な選手でした。
なによりも得点を決めた時の表情が生き生きとしてて、私としては好きな選手でした。なので引退と聞いて残念ではありますが、近年はケガとの戦いでもありましたから本人としても悩んだ上でパリで完全燃焼するという決意だったのでしょう。
ただ、大仁田的というか引退するとかしたとか言いながら復帰するのも私は大歓迎です。やるかやらないかは本人の決意次第だし、もし復帰したとしても「辞めるって言ったのに!」なんて言いません。
引退と言えばアントニオ猪木のカウントダウンではいつが本当の最後なのかなかなか発表されず「なんか増えてない?」という感じがあったり、「いちご白書をもう一度」でお馴染みのバンバンも解散を発表してからのツアーがやたらと長かったりしました。「天才秀才バカ」では「解散を発表したバンバンのラストツアーも5年目に入り、今年は瀬戸内海の無人島を回る予定です。」というネタがあったりしたものです。
とはいえ、古賀選手はキッパリ会見もしたということは多分復帰はないでしょう。今後の日本代表チームがどうなるかが気になるところですが、次の大会はいつでしょうか。どこかに次世代のエースとなれる若くて大きくてパワーもある選手がいるものかどうか。
「大きい日本人はいる。強い日本人もいる。しかし大きくて強い日本人はいない。」と言ったのはエディ・タウンゼントでしたか。バレーボールの場合動きが激しいので、背丈をジャンプ力でカバーしようというのはなかなか難しいと思っているものであります。まずは古賀選手、お疲れ様でした。