昨年は甲斐バンドやリンドンが50周年だと騒ぎましたが、今年はあの「年下の男の子」発売から50周年となります。
ご存じキャンディーズのヒット曲ですが、この曲から蘭さんがメインボーカルになり立ち位置も変わったので50周年は記念すべきことです。(当時はまだアイドルグループの「センター」という言い方はしなかったかと思います。)
この曲はオリコンの週間チャートで9位になり、キャンディーズとしては初のベストテン入りとなりました。レコードではほとんど蘭さんのソロボーカルですが、ポップなメロディーとその魅力的な歌唱もありヒットに繋がったわけで、最近も「三菱のデリカミニ」とCMでも歌われているくらい。こういうのが本当のヒット曲というものではないでしょうか。
この年のレコード大賞は布施明の「シクラメンのかほり」でしたが、私としては思い出に残るヒット曲が多いのもこの年。たとえば、
甲斐バンド/裏切りの街角
バンバン/いちご白書をもう一度
アリス/今はもうだれも
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド/港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ
南沙織/人恋しくて
など。この他にも西岡たかしの「上野市」、森田公一とトップギャランの「下宿屋」などもこの年なんですね。
ただ、この年はフォーライフレコードが発足した年であり、吉田拓郎とかぐや姫のつま恋コンサートも8月にありました。音楽界は大騒ぎでしたね。それで、当然デビューした人も数多くいますが、西島三重子さんがそうですから50周年なんですね。ふむふむ。
と、当時の音楽雑誌や明星の歌本を見ながらいろいろ思い出すのでした。笑いたければ笑うがいいさ、ワッハッハ。