先日ヤオコーで見つけて買ってきたのがこちら。小川珈琲のものですが「有機珈琲 フェアトレードモカブレンド」と書いてあります。
先日話題にした「珈琲の世界史」を読んでなければ前半分は無視して「ほぉ、モカブレンドか。」と思って買って来たでしょうが今はわかります。
その本によれば、フェアトレードコーヒーとは「わずかな賃金で働かされているコーヒー生産者たちに、その労働に見合った公正な賃金が支払われるようにしよう」という生まれたものだとか。
一部引用すると「歴史的に見てコーヒーは、戦前は奴隷や植民地住民、戦後は発展途上国の住民から、労働力を搾取して生産されてきた」もので、「その現状を知った消費者の中には、生産者の窮状を解決したいと思う人々も、各時代に現れました。」ということで、それが、19世紀にはインドネシアの強制栽培への反対運動や、ブラジルでの奴隷解放につながったとのこと。
その後いろいろあって、1980年代以降には「フェアな珈琲」を使う事は「企業の社会的責任」とみなされるようになり、1988年には国際的なフェアトレード認証制度も始まったということがあります。
まあ、これを知ってなくても美味いコーヒーは美味いわけで、今回買ったのはまだ飲んでませんがいろんな背景も含めて味わいたいと思ってます。そういえば「美味いコーヒーを飲んでるのは誰だ?」なんてCMもありましたね。「ワシだ!」と言えるように精進します。
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