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初めて買ったCD>尾崎亜美 BEST SELECTION

2023年01月11日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 一時期、CDも寿命があって30年程度しか持たないとかいう話がありました。実際はどうか知りませんが、私の所有しているもので一番古いのがこれ。尾崎亜美さんのBEST SELECTIONという、いわゆるベストアルバム。

 購入が1985年の11月で、発売は84年の12月ですから、もう38年経ってることになります。試しに先ほど再生したら、ちゃんといい音で聞けて問題ありません。

 1985年なら、CDを買ったのは割と早い方ではないでしょうか。その時は学生でしたが就職も決まり毎日バイトばっかりしてたので小金が貯まり、当時ようやくCDプレーヤーが5万円を切ったという頃で、「2週間働けば買えるじゃん」と思ってのことです。何しろバイト料は週払いだったので。

 まだCDラジカセは出回ってなかったかもしれず、CDはコンポを持ってる人のためのものでしたが、私は外部入力端子があるミニコンポ的なラジカセを持ってたので接続可能でした。貧乏学生の癖にオーディオには拘りがあったものの、四畳半の部屋にレコードプレイヤーも装備したコンポは置けず、とはいえ普通のラジカセでは満足せずにスピーカーも取り換えができて、ドルビーもある機種を買ったのでした。確か5W+5Wだったので結構でかい音で聞いてた記憶はあります。

 それで大阪の日本橋の電気屋でプレイヤーをゲットした帰りに買ったのがこのCD。私にとっての初CDです。その初めて聞いた音が「JUDY」のイントロだったわけです。これはハープからストリングスが絡んできて、歌の出だしも囁くような歌い方なのですが、それがすごくクリアに聞こえて「うわー」と思いました。当然レコードでも聞いてた曲ではありますが、特に静かな部分ではレコードのチリチリという音もカセットのシャーという音も気にならず快感。亜美さんのボーカルの息遣いまで聞こえる感じで。

 楽器の音では、ストリングスの音がレコードやカセットより減衰が遅いというかよく伸びる感じでした。もちろん演奏は同じなのですが、要するに音が小さくなっていく過程でノイズに埋もれてしまわない事が影響していたのでしょう。もちろん、レコードでもちゃんとしたプレイヤーを持ってる人はいい音で聞けたでしょうが、お金をかけずに楽しめるという点でその時から私はCD派です。

 それで、なぜCDの寿命を気にしたかというと、38年前のCDがちゃんと聞けるという事は、私がこれから買うCDはまず死ぬまで聞けるのは確実。逆に、買おうか迷ってるうちに廃盤や在庫なしになってしまう方が怖いわけです。なので、バリバリ探してガンガン買わねば。お金さえあれば~何でも手に入る~♪とは言いますが、中古でプレミアは好きじゃないので、そこはそれ賢く探そうかと。

 もはやCDの時代ではないという人もいるかもしれませんが、コスパとか扱いやすさとか音質とか考えるとやはり自分にとってはCDが一番いいので私は好きです。ま、レコードも好きなんですが、盤とか針とか手入れが面倒ですしね。CDの場合は「どんだけ聞いても減るもんじゃなし。」というのがいいところ。


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