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レコードジャケットのシミ抜きに挑戦

2023年12月17日 | 日記・雑記・ただの戯言

 先日入手したステージ101のレコードは、トップの画像の通りジャケットのシミが目立ちます。これがなんとかならんものかとは思いつつ、なんと言っても紙なので作業は慎重にせねばならず手荒な真似はできません。

 まずは、レンジの油汚れなども落ちる激落ちくんのシートで拭いてみたところ、まったく変りなし。シートも真っ白いまま。あんまりゴシゴシ擦るわけにもいきませんし、これは効果ないのでしょう。

 ならばとメラミンスポンジで軽く擦って見るとこれもダメ。シミがそのままで、かえって背景の色が落ちるので確実に傷みます。メラミンスポンジというのは、水をつけてこするだけというあのスポンジです。台所汚れには絶大な効果を発揮しますが、紙にはダメなのでしょう。

 それでネット調べてみると、キッチンの漂白剤がいいという話でした。ただ、これは匂いもきつければ刺激性も強いでちょいと勇気がいるところ。まずは綿棒につけて、写真じゃない部分の文字のあたりにちょちょっと。

 

 そのままちょっと綿棒の先で擦ってみたとところ特に変化なし。「これもダメかなぁ」と思ってあきらめかけたところ、しばらくしたら「んんっ?」と。10分くらい放置していたら、部分的に確実にシミが落ちています。

 「もしや」と思って、劣化しても気にならない部分で試してみたら、やはりシミは落ちます。それもちょびっと塗る感じじゃなく、表面にうっすら塗膜ができるくらいにした方がいい感じ。擦る必要はありません。

 それで処置を施し、こちらが処置後の全体の画像。トップの画像と比べて違いがわかりますでしょうか。


 全体だとわかりにくいので、部分的に拡大してみましょう。こちらが処置前の状態。太田裕美さんの顔や腕の部分の汚れが明らか。

 そして処置後はこのようになりました。明らかにシミが落ちたのが確認できます。


 乾かすのに多少時間はかかりますが、その後は特に臭いも残らず保存には問題ありません。

 これはなかなかに目からウロコでした。別のレコードジャケットでもチャレンジしてみようかと思います。ポスターはどうでしょうか。これを見て試してみようという方もいるかと思いますが、その場合は目立たない箇所で試してみてからにして下さい。なにしろレコードジャケットは紙ですしね。私の場合はうまく行ったということです。古いレコードも多いので、年末になってなんとなく希望が持てました。

 

<その後について追記 2024年6月>

 これで気をよくして、普通の厚手の紙でできているジャケットで試したら大失敗しました。背景の色だけ抜けてシミが残りました。このレコードが表面がツルツルの紙だったので成功したようです。チャレンジする場合は材質に十分ご注意ください。


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